モスクワ市内の移動は地下鉄を利用しました。　写真のビル入口みたいなのが地下鉄の駅、街中の駅は建物と同化していてモスクワ初心者には見つけにくい駅が多いです。

と言っても慣れれば駅を見つけるのは簡単、赤字で「M」の文字を見つけたらそこが地下鉄の駅です。

切符は窓口で買いますが英語はほぼ絶望的でロシア語のみ、切符の種類も1回券・2回券・5回券・10回券と種類も様々。

昔なら切符を購入するにも一苦労でしたが・・・

IT化の波はロシアにも波及しており英語表記の自動券売機も登場、それもクレジットカードが使用できる優れモノ。

ちなみに運賃は1回50ルーブル(80円)で、改札を出なければどこまで行っても50ルーブルと行けば行くほどリーズナボーです。

自動改札を抜けてホームに降りますが、とにかく改札付近は暗く殺風景で共産主義の匂いがプンプンしてロシアにいる実感がわきます✌︎

エスカレーターでグングン下へ降りていきますが、ホームがかなり地中深くに掘られているので時間がかかります。

大阪みたいにエスカレーターを歩いて上がり下りするイラチな人間はいてません。

ホームに降り行先表示板を見ますが文字は全てロシア語、英語表記が全くないのでどっちの電車に乗るかは丁半博打と同じです(*_*)

日本にはあるけどロシアの地下鉄構内には無いもの、それは広告と時刻表で見事なまでに地下鉄乗車に集中できる環境です。

ただ構内の造りがまるで博物館みたいに重厚で、この駅よりもっと派手な駅も多数存在します。

トンネル上にある時間表記、何だか分かります？

左は万国共通現在の時間だと分かりますが、右の0.29は何でしょう？

これは前の列車が発車した時間で0.29は29秒前に前の電車が出た事を意味します。 先ほど時刻表がないと言いましたが、モスクワの地下鉄は日中30秒から1分間隔で電車がバンバン運行されています。

なのでここを見れば次の電車の目安になるそうですが、1分間隔だったら時刻表は必要ないですよね(-｡-;

人生初ロシア地下鉄がホームに滑り込んで来ました。

ワクワクして乗り込みましたが日本と変わらない車内に拍子抜け、やはり車内は広告がなく携帯をいじってる乗客もいないので静かです。

電車の走行音と錆びた車輪の軋む音がBGM、車内アナウンスもありますが聞き取れないレベルの音量にロシア語のみで無いものと思った方がいいです。

車内の路線図は残念ながらこれもロシア語のみ、駅を探してる間に到着する危険もあるので乗車前の下調べは入念に(^_-)

ここまで説明するとロシアの地下鉄はハードルが高いですが、そこには意外な救世主が。

どの駅もエスカレーターを降りた所に駅員さんがいます。 英語が話せない方も多いですがガイドブックを指差せばちゃんと乗場を教えてくれます。

どの国でも安くて早くて便利な地下鉄、ロシアのそれも例外ではありませんでした(^-^)