次の観光地はクレムリンから地下鉄で三駅、モスクワ川川岸に立つ白亜の大聖堂「救世主ハリストス大聖堂」。
1883年に大聖堂は成聖されましたが、1931年に宗教弾圧政策をとるソ連(スターリン)によって爆破されました。 ソ連崩壊後の2000年8月19日(主の顕栄祭)に再建されたこれまた数奇な運命を背負った大聖堂です。
爆破された後大聖堂跡から地下水が吹き出し一時それを利用してプールになりましたが、その地下水が「キリストの涙」との噂が市民に広まったそうです。
ここも残念ながらか聖堂内は撮影NG、ドーム内天井にある絵画など見所もありますが基本教会なので静かに見学しましょう。
次に景色の素晴らしい所にご案内しますとまたまた地下鉄で移動、到着した駅は川の上ですでにホームからでも素晴らしい景色が見えます。
駅から徒歩で移動しますが緩やかな登り道が急な上り坂に変わること20分、ようやく小高い丘にある目的地に到着。
写真の建物はサンクトペテルブルク大学と並ぶロシアの名門大学である「モスクワ大学」、ロシアにある大学としては最大規模で建物の高さは240m。
寄宿舎もあるそうですが1953年築のスターリン様式の建物、内部はかなり老朽化が進んでいるそうです。
広場を挟んで向かい側に見えるのがモスクワ新都心、あのエリアには外資系企業が集中しモスクワの新しい金融センターになりつつあるそうです。
手前に見えるはロシア最大級の競技場「ルジキニ・スタジアム」で、2018年ワールドカップロシア大会決勝戦はこのスタジアムでキックオフの予定です。
スタジアムの延長線上にはクレムリンがありさらにその反対側にはモスクワ大学があるので、これが偶然なのかはたまた意味があるのか(?_?)
この小高い丘「雀ヶ丘」からはモスクワ中心部が一望でき、駅周辺はハイキングコースや公園なども整備されておりモスクワ市民憩いの場になっています。
高層建築物が少ない街並みはロシアを訪れる前のイメージ通り、大都市モスクワですが観光地はコンパクトにまとまっているので歩きやすい街です。
ガイドさんが「次の観光地に行きますか?」と提案してくれましたが夜行列車を降りてから8時間、体力の限界なので市内観光はここまで。
館内写真NG施設が多かったですが、建物の外観だけでも十分満足いくものでした。
モスクワもサンクトペテルブルクも市内観光は教会や美術館を中心になりますが、両都市とも郊外にも見所がたくさんあります。
サンクトペテルブルク郊外ではピョートル大帝がパリのエリザベス宮殿をモデルに建設した「大宮殿」があるペテルゴフや、ピョートル大帝の娘エリザヴェータ女帝が作った「エカテリーナ宮殿」があるツァールスコエ・セローが有名です。
一方モスクワ郊外ではロシアの原風景が残るアルハンゲリスコエや、トルストイが永眠するヤースナヤ・ポリャーナがあります。
両都市のガイドさんが偶然にも口をそろえて「次いらしたら郊外に出かけましょう」と同じ事を言われたのが今でも印象に残っています。
今から旅装を解きにホテルに向かいますが、今回ホテルはチョット贅沢してこだわってみました。 次回はそのホテルをたっぷりご案内します。
追伸、11月27日(日)と28(月)は比較的(めっちゃ)お席が余裕のよっちゃんです。
お天気は悪そうですが雨でもほぼ駅直結で濡れずに来れる新生請来軒、皆様のご来店鉄腕DASH見ながらお待ちしています。