大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

みなさまのご来店、楽しみにお待ちしております。

ご予約・お取り置きはブログでの受付はできませんので、あらかじめご了承ください。

明洞でひと際存在感を放つロッテ百貨店&ホテル、道路を挟んだ向かいは大手企業が密集して昼間はサラリーマンの戦場でありかつ夜は憩いの場でもある武橋洞。

この日は新年1月1日に加え日曜日なので人通りもほとんどないエリアですが、韓国のお店は年中無休のお店も多いので庶民的なお店探しに出かけます。

休日で営業しているお店が少ない中、それでも活気あるお店を発見。

今夜はこちらの「ソウルコギチプ」さんでディナーを頂きます。 TEL 02.722.1005

やはり韓国で焼肉と言えば豚肉、その中でも王道のサムギョプサルを注文。

こちらのお店の売りは済州島産黒豚、あらゆる部位が楽しめるお店です。

店の入口には写真と日本語付きのメニューがあるのに、店内はハングルオンリーで日本語もほぼ通じません。

そういう時は店員さんを外まで引っ張っての指差し注文で行きましょう(^^)/

キムチやネギの和え物など豚焼肉専門店のオーソドックスなパンチャン、でも次の瞬間あるものに目を奪われました。

サンチュと細切り大根キムチは定番ですが、なぜか白菜の漬物みたいな物が皿の中で幅を利かせています。

焼肉用の鉄板中央には済州島産黒豚を食べるときは不可欠な肉のつけダレ済州島特産の「メルジョ」(イワシの塩辛ダレ)。

濃い豚肉の味をマイルドに、かつ甘みを引き立てる済州島産黒豚とは切っても切れない調味料です。

店員さんが手早く肉と脂身を切り分けてくれます。

豚肉はしっとりと、そして脂身はカリカリに焼き上げてくれますがここで店員さんがまさかの行動を・・・

おもむろにガスバーナーを持ち出し豚肉に向けてファイヤー(◎_◎;)

他のテーブルでも炎が立ち上がり、店内はさながら火祭り会場状態。

派手なパフォーマンスとは裏腹に、豚肉の表面はカリッと焼けてますが中身は柔らかくちょうど食べ頃。

見た目だけでなくしっかりと豚肉を焼き上げる仕事には納得(^.^)

渡韓するたびに思うんですがやっぱり韓国は牛より豚がうまいな~ってこと、日本で豚の焼肉屋さんって少ないのもありますが豚肉の味をダイレクトに味わうのは焼肉が一番!(^^)!

ニンニクやネギのキムチをのせてサンチュに巻いて食べるのも確かに美味しいですが、このお店は珍しい食べ方を提案してくれます。

それはパンチャンにあった見慣れない白菜、実はこの白菜を鉄板で焼きそれで豚肉を包んで食べるんです。 きな粉を付けたりお餅で巻いたりと変わった食べ方をしてきましたが、白菜は初体験です。

店員さんの勧めるがままに食べるとキムチが豚肉の脂を中和し、白菜の甘みと豚肉の甘みが相乗効果で一段と輪郭のはっきりした味に変化します。

そのままでもイワシのソースに付けても、サンチュや焼いた白菜で巻いても豚肉そのものが持つ旨味をさり気なく引き出す食べ方の数々には脱帽です。

サービスで出てくるケランチム(蒸し玉子)も他店とは違い、ほんのりと出汁が効いてます。

豚肉の脇役エリンギもバーナーで炙るサービス、ここは自分で焼かずに黙って店員さんに身を委ねましょう(^.^)

食事のシメはもうご存知のポックンパ(やきめし)、具材が染み渡った鉄板で炒めるこの瞬間が一番ワクワクします(^^♪

おこげにキムチとゴマ油の風味、加えて豚肉のかすかな旨味と韓国のりのコラボは美味しいに決まってます。

何気に飛び込んだお店でしたが、今までのサムギョプサルの中でもベストスリーに入るクオリティーの高い焼肉屋さんでした。

炎の暑さと焼酎の酔いでほんのり温かくなった体に本来は寒いはずの夜風が心地よく感じたソウルの夜、やっぱり美味しい食べ物は人を幸せにすると飲食店の基本を痛感させられたディナーでした。


請来軒   大阪市淀川区十三本町1−2−6     電話:06−6390−1739
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