雲仙の自然を存分に堪能できる白濁のにごり湯露天風呂、雑音がなくヒンヤリとした空気の中での入浴に日頃の疲れもソウルまで吹っ飛んでしまいます(^^)v
(露天風呂の写真は雲仙宮崎旅館さんのHPより掲載しています)
お楽しみの夕食の始まりです。 食前酒の梅酒の乾杯の後は山海の幸の前菜、定番の煮物や酒盗にゴルゴンゾーラチーズの豆腐と変わり種が。
匂いは控えめながら豆腐並みの食感にチーズのコクはしっかり残っている調理、これはのっけからパンチの効いたお料理です。 後方には今がシーズンのフグの湯引きがドーンと構えています。
長崎牛の陶板焼きはすでに焼き目が付いているので陶板で温めるだけ、特製ポン酢や塩で頂きます。
懐石料理醍醐味の一つである椀物、お出汁をすする瞬間に和食の素晴らしさを実感します。 蓮根真丈が淡いお出汁にアクセントを加えてくれます。
鯛にシマアジに大阪では見かけないトビウオと細かく包丁が入ったサザエの造里四点盛、この魚介の味を引き立てるのが九州独特甘めのお醤油。
高級食材の甘鯛キビ蒸し、名前のごとく甘みの強い鯛に淡白なキビをつなぐのがとろ~りとかかった銀の餡。
焼物は米茄子と落子芋と舞茸、田楽で甘くなった口をさっぱりさせる芋の酸味が絶妙です。
九州で食す鴨の治部煮。
宮崎旅館さんはドリンクメニューも豊富、焼酎やワインのリストも旅館レベルを超えています。
が、やはり和食には日本酒でしょ(^-^)
選んだのは旅館名を冠した宮崎旅館、シャープな香りとさらりとした喉越しが料理と合います。
炊き立て長崎県産特選米「にこまる」と香の物にデザートで夕食は終了。
ゴルゴンゾーラ豆腐以外は奇をてらわず素材をダイレクトに伝える宮崎旅館さんの夕食、部屋食で仲居さんが温かい物は温かいまま、冷たい物は冷たいまま運んでくれる旅館の醍醐味も味の一つです。
心も胃袋もあったか~くなるお料理でした。