大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

みなさまのご来店、楽しみにお待ちしております。

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青空が澄み渡った3月某日、豊中にある稲荷神社にやって来ました。

神社の一角を間借りして大相撲のとある部屋がこちらで宿舎を構えています。

その部屋とは元小結・大豊が師匠の荒汐部屋、12名の力士が日々稽古に精進しています。

お邪魔した時点で朝稽古は終了、稽古場に入って久しぶりの土俵とご対面。

ついさっきまで真剣勝負の猛稽古が行われていた土俵も綺麗に掃き清められています。

息も上がる猛稽古の連続も土俵を離れればそこは若者、納得の稽古が出来たのか単なる明るいだけか笑顔が溢れています。

私の隣が荒汐部屋唯一の関取・蒼国来(そうこくらい)関、先場所は稀勢の里につぐ12勝3敗の好成績を収め今場所は自己最高位の前頭2枚目。

この地位だと横綱大関とは総当たり、関取の真価が試される場所です。

関取以上に今部屋の人気をさらっているのが東京の部屋にいる二匹の猫、写真集まで出ていて関取と猫のパネルまで作成するほどの人気者だそうです。

陣中見舞い最大の楽しみがこのチャンコ、現役力士が作る正真正銘のチャンコ鍋を堪能します。

番付が全ての相撲界では一番上の力士から食事にありつけるので、稽古終わり早くチャンコを食べたけりゃ早く強くなるしかありません。

この日は醤油ベースのチャンコ、中身は鶏肉や部屋秘伝のつくねにたくさんの野菜。 外見からは想像出来ないくらい力士が作るチャンコの味は繊細です。

相撲部屋にはタニマチや贔屓筋などから食材の差し入れが届きます。 この日食卓に上がったのは富山のブリ、ヅケとブリ大根に変身して登場です。

全国から極上の素材が集まる相撲部屋、力士たちの舌も自然と肥えてきます。

差し入れのアルコール類の種類や量はそこら辺のお酒屋より豊富、基本お客様用だそうです。

和やかな食事風景ですが、実はちゃんこも稽古の一環なんです。 大型力士が多い角界で番付を上げていくには自分自身の体も大きくしなければ難しく、現に強くなっていく力士は番付に比例して体重も増えていきます。

一般人は満腹になれば食事は終了、しかし若い力士たちは満腹以上にチャンコをいっぱい食べたくさん稽古に励む、これを繰り返し番付を上げる努力を日々しています。

まずはケガに気を付け春場所の土俵で暴れて、力士全員が笑顔で千秋楽を迎えれるよう期待しています。

北海道の海岸で干している昆布ではなく力士が付けるまわし、洗濯が出来ないのでこうやって天日干しして殺菌しています。

3月12日から始まる大相撲春場所、荒汐部屋勢の活躍を願っています(^^)/


請来軒   大阪市淀川区十三本町1−2−6     電話:06−6390−1739
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