2018年3月31日を持ちまして、請来軒の精神的支柱の幸ちゃんが勇退しました。
3月に入ってから連日お別れに来て下さいました多くのお客様、この場をお借りして御礼申し上げます。
有難いことに、3月中に二回も駆けつけて下さったお客様も多かったです。
幸ちゃん行きつけお寿司屋さんの大将に、土日の真っ昼間からビールをご馳走になった仲の良いご夫婦。
同じ十三で長らく商売をされてた戦友?
わざわざ新地からプレゼントをお持ち下さったイタリアンのシェフに、20年前請来軒で頑張ってくれた元バイト君もお別れにご来店。(このお二人、どこか似てません?)
こちらは請来軒20年選手で幸ちゃんの焼飯にホレたシェフに、馬券が外れた腹いせに幸ちゃんにしこたまビールを飲まれた被害者の方(๑˃̵ᴗ˂̵)
前回当ブログで登場した幸ちゃんの同士は愛媛県八幡浜から、いきなりのサプライズも幸ちゃんが一番喜んだお客様。
幸ちゃんとの人柄と会話に惹かれ、長年通って下さる埼玉県からのお客様。
中には請来軒歴30年を超える強者も、律儀にお別れのご来店。
ご自身初めてのお子さんが明日出産予定日というとんでもなく大事な時に、時間を作ってご来店してくれた彼も請来軒の元バイトさん。(元気な赤ちゃんの誕生おめでとう!)
ビールに限らずアテまで持って来て下さるお客様、最後の握手にみんな涙腺崩壊寸前(;_;)
火災前旧店舗から月に何度もご来店のおなじみ様、こんなお客様はなおさら幸ちゃんのいない請来軒に違和感を感じるでしょう(>_<)
中にはテレビで見かけるお顔のお客様も急を聞きつけご来店、4月から夕方は「ミント」を見ましょう(^.^)
彼も請来軒の元バイト君、うちのバイト君は歴代いい男ばっかりです(^_^)v
当ブログで事情を知ってご来店下さったお客様の多い事、最後まで名残惜しい乾杯の連続。
幸ちゃんの人柄を表すように、お別れに駆けつけて下さったお客様。
初めて請来軒にご来店された時が10代の頃、今でも通ってくださる素敵な女性のお客様グループ♡
大好きな競馬の情報を届けて下さった競馬関係者の皆さん、その真偽のほどは分かりませんが・・・(^^ゞ
いつも静かに見守って下さり、20年以上お世話になったお客様も普段通りご来店。
最終日の夜はお馴染みさんと乾杯の嵐で明け暮れた店内、最後までしんみりムードが無かったのは幸ちゃんの人柄か単なる酔っぱらいか(・・?
文字通り勇退に花を添えるプレゼントをお持ち下さったお客様。
中には幸ちゃんの趣味にひねりを加えた、馬券が当たる開運グッズをお持ち下さったお客様も(^.^)
お客さんと談笑中の幸ちゃんを尻目に、四月からレギュラーで働くことになった相方は「任しとかんかい!」と決意の一枚(^^♪
怒涛の三月が過ぎ、幸ちゃんは請来軒を去っていきました。
このブログも以前から徐々に準備をして四月に入ったらすぐ公開する予定でしたが、やはり幸ちゃんの抜けた穴は大きく朝から晩まで仕事に追われやっとお伝えすることが出来ました。
勇退のお話しを皆様にお知らせしたのは今年三月に入ってからでしたが、実はかなり前から勇退は決まってました。
親父から私に代が変わりあの火災から皆様のおかげでひと段落した今、ふと「幸ちゃんはいつまで請来軒で働いてもらえるんだろうか? どう思っているんだろうか?」と考えました。
無趣味な親父と違い休日は趣味で出掛けることが多かった幸ちゃん、まだまだ元気だしたった一度の人生を請来軒だけで終わるのも忍びないとも思いました。
その思いを含め本人に尋ねたところ、数か月後「三月で辞める」との返事をもらいました。
私は当然この先も一緒に働いて欲しかったですが、苦渋の決断された幸ちゃんの意見を尊重しました。
振り返ると幸ちゃんがいなければ今の請来軒はなく、仕事も口で言うのではなく行動で教えるタイプでいっぱい勉強させてもらいました。
私が生まれた時からずっと一緒だったのでいなくなるのは寂しいですが、今はまだまだそんな感傷に浸る余裕はありません。
ただ幸ちゃんには白衣は持って帰るように言ったので、私や琢ちゃんが倒れた時にはお願いするかも知れません。
ですが、これからは好きな仏像巡りにお遍路さん、そして可愛くて仕方がない初孫ちゃんのお爺ちゃんとして楽しい毎日を過ごしてください。
身内・お客様を代表して一言、
「幸ちゃん、50年間本当にお世話になりました。 まだまだ長い人生が素晴らしい物になりますよう心から願っています!」。