大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

みなさまのご来店、楽しみにお待ちしております。

ご予約・お取り置きはブログでの受付はできませんので、あらかじめご了承ください。

 念願の金沢 鮨処あいじ

  2019年05月21日 (火)

今回旅の最大の目的はズバリこちらのお店、場所は片町で犀川大橋手前の細い通りにあります。

そのお店の名は「鮨処 あいじ」さん、何もネットで見つけたお店ではありません。

今年の三月(まだ平成でした)阪神百貨店で開催された「北陸物産展」に出店されてたお店で、普段釧路の四季彩さんしか物産展ではお寿司を食べない私。

しかし会場にはネタケースがなくネタがキレイに木箱に収められてたのと、職人さん全員が見事までのスキンヘッドが気になって入店しました。

何より驚いたのがシャリで赤酢ではないのですがコクがあり、程よい酸味がクセになり開催中3度もお邪魔しました。

そして最終日相方と二人で盛大に飲み食いしてお会計が信じられない金額、スタッフに伝票間違ってるよと伝えると大将が「後は従業員の給料から引いときます。 何度もご来店頂きありがとうございました、また来年もお待ちしております」と粋なセリフ。

面の皮厚い私もそこまでされりゃ黙っておれず、GW明けに本店に食べに行きますとその場で予約、そういういきさつがあったんです(^^;

清潔感あふれる店内はカウンター10席に個室と余裕の造りが印象的、この日大将はお休みでしたが物産展でお世話になった番手の板前さんのお顔を見て嬉しくもあり懐かしくもあり(#^^#)

生ビールで乾杯が普通ですがこちらは瓶ビールのみ、大好きなキリン一番搾りはリニューアルされスッキリ感が増しかなり美味しく進化してました!(^^)!

いよいよ念願だった「鮨処 あいじ」さんの料理がスタート、こちらはメニューが無くおまかせコースの一本勝負。

最初に供されたのがヒラマサのタタキは皮目の香ばしさと程よい食感にじんわり染み出る脂、これから始まるあいじワールドに否が応でも期待はふくらみます(^^)/

続いては鯛の子の煮こごり、上品ですが滋味深いお味にもうビールはここで終了。

板さんに「石川の地酒をお願いします」と身を委ねると出るわ出るわこれでもかと石川県の銘酒が、トップバッターは天狗舞でおなじみ車多酒造さんの「五凛 純米酒」。

そんなに香りが立つ訳でもないしパンチにかけますがじんわりとやってくるんですよ、米が持っている力強い旨味が(^.^)

軽く炙ったホタルイカは爽やかな磯の香りにネットリしたミソの塩梅が絶妙、シンプルイズベストの調理法ですがその素材が持つ最もおいしい食べ方を提案してくれます。

ズワイガニから作った団子にフグとそれに大根とそら豆の煮もの、正直見た目は全く華やかではありませんがそれぞれの味が物凄く濃いんです。

簡単に言いましたが、これって料理で大事なことだと思います。

2杯目も地元石川の『金澤 中村屋』は金沢酵母の後味とキレの良さが際立ち、穏やかな香りと米の旨味と程よい酸により余韻はすっと潔い純米吟醸です。

ここらで舞台はお刺身にチェンジ、最初は相方大好物の「がすエビ」。

ネットリとした身に鮮烈な甘みは今や幻になりつつある北海のブドウエビにも引けを取らず、足が早いため県外ではなかなかお目にかかれないエビです。

そこはかとない旨味のサヨリちゃん。

北陸で白身の王様と呼ばれる「アラ」は九州で揚がるクエとは違うそうで、一晩寝かした身は歯切れがよく白身なのに上品な脂がにじみ出てきます。

一方炙ったアラは香ばしさがプラスされ、それが甘みを引き出し得も言えぬ旨さ(^^♪

相方の大好物で私の苦手な赤貝は石川県は珠洲産、色目は一般的なものより見栄えはしませんが身は厚く磯の香りがじわ~っと広がる逸品。

ヒモも厚く歯ごたえと言い旨味と言い、こんな赤貝は初めて(◎_◎;)

この辺りで味が濃い目のアテが始まると次に注がれたのが地元の雄・菊姫の「鶴の里」、毎年開催される世界最大規模のワインコンテスト「I・W・C(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」は2007年にSAKE(日本酒)部門を新設されその時栄えある 初代チャンピオン・サケ(最優秀賞)を受賞した山廃純米。

香りはフルーティーなんですが飲み口は真逆で骨っぽく、山廃独特の酸味が口をリフレッシュしてくれます。

焼物は今や全国区の人気者となった「のどぐろ」、噛むと脂がほとばしりますが決して嫌味ではなくサラッと消えていきます。

西京焼き風な味付けがまたのどぐろの脂をシッカリ支え、旨味・甘み・香りの三重奏を奏でくれます。

ここまででもかなりやられましたがここから先は待ちに待った握りのお時間、次回は余すことなくあいじさんのお寿司を紹介します(^.^)


コメントの投稿

請来軒   大阪市淀川区十三本町1−2−6     電話:06−6390−1739
Copyright © Chinraiken All rights reserved.