ホテルに戻り小休止の後は夕食に向かうのですが、滞在時間が48時間しかないので今回も慌ただしい旅です(*_*)
レンガ造りの街並みが雨の中映えるここは先ほど車窓見学した「ギャスタウン」、すぐお隣のチャイナタウンと街歩きのスタートがここです。
おしゃれなショップが立ち並びスーベニアショップもあるので、観光がてらお土産選びも楽しめるエリアです。
メイプルツリー広場にはギャスタウンの名の由来となったギャシー・ジャックの銅像が立っています。
製材業で財を成した彼がここで近くの製材所で働く労働者相手に酒場を開いたのがバンクーバーの歴史の始まりでした。
この時計はギャスタウンのランドマークでキャンビー通りとウォーター通りの角に位置する蒸気時計、15分おきに蒸気を出しながら時を刻んでいますが毎時00分と30分はその音も大きくなるそう。
ただ問題点は蒸気時計の針が3分進んでいるので時間に正確な日本人ならタイミングを逃すかも、最低5分前には時計台の前で待機してた方が無難です。
ちなみにホテルからギャスタウン入口までは徒歩15分くらい、ダウンタウンの道は碁盤の目に近く初心者でも歩きやすい街です。
そうそう、今回一度もタクシーに乗らなかったのは徒歩で行ける範囲内に見所が多かったからです。
バンクーバー最初の夕食場所は先ほどの蒸気時計から目と鼻の先にある「Nuba」さん、カナダ料理はあるもののイマイチ魅力的に映らず・・・
移民文化で世界各国の料理が味わえるバンクーバー、最初の晩餐に選んだのがなぜかレバノン料理のレストラン(・・?
ちなみにここの予約をホテルのコンシェルジュに頼みましたが地図をプリントアウトして、また街順を記してくれるスマートなサービスはまさに一流ホテルのそれです(^.^)
W.Hastings St.とCambie St.の交差した所にあるこちらのレストランは地下にあり、薄暗い店内にはテーブル席の他にエキゾチックな雰囲気のテーブルも奥にあります(テーブルが低いので食べずらそう)。
ところでレバノンと言えばレバノン侵攻と暗いイメージが付きまといますが、みなさん(私も含めて)レバノンってどこにあるかご存知でしょうか(・・?
レバノンは西アジア・中東に位置する共和制国家で、北から東にかけてシリアと南にイスラエルと隣接し西は地中海に面している世界中でもホットなエリアにある国です(; ・`д・´)
バンクーバーには60軒以上もあるレバノン料理レストランはメジャーなキュイジーヌ、知らない料理が並ぶのでここは「TO SHARE」なる盛合わせをオーダー。
ここはベジタリアンの他にビーガンメニューもあるので(メニューに記載アリ)、オーダーの際気を付けないと強制的に菜食主義者に変身してしまいます(*_*;
宗教上の制約もナシでビールも置いてありますが生も瓶も初めての銘柄ばかり、オーダーした生ビールはIPAでホップの苦みが食欲をかき立ててくれます。
最初の料理は二種類のフムスとピタ、フムスはひよこ豆・ゴマペースト・オリーブオイル・にんにく・レモン汁をペースト状にしたものです。
茶色っぽいフムスはひよこ豆の香りがたまらなく、白っぽいフムスはそれにプラス若干酸味を感じます。
どのテーブルもフムスからスタートしていてその人たちの食べ方を真似てましたが、フムスをピタにのせて食べるとひよこ豆と相性がよく日本で言えば梅干しとごはんみたい(^^ゞ
付け合わせのビーツやネギにオリーブオイルを混ぜて食べると、淡白な豆の隠れてた甘みが顔を出してきます。
メインはチキン・エビ・牛肉のグリルにその他もろもろの野菜と謎のソース、どれも一見するとごく普通のグリル料理なんですが・・・
まずは牛肉なんですがとにかく硬く和牛みたいに肉の旨味は感じず、また謎のソースは初めてのスパイスが効いて酸味も結構する未体験の味(・_・;)
エビはノーマルかと思いきや苦手なパクチーでコーティング、先ほどのソースとこれでかなりやばくなってきました(*_*;
スパイスソースをかけて焼いたであろうチキンは淡白な身で、白いソースは見事なまでの無味無臭と平坦な味が続きます。
ここでワインに切り替えますがせっかくレバノン料理なので合すのはリストで唯一のレバニーズワイン、30CA$~の価格帯の中では破格の65CA$もする「Musar Jeune」をオーダー。
スタッフがおもむろにやって来て「Enjoy!」と置いて行ったデキャンタ、そこそこのワインなのでデキャンタは当然ですがこの状態で出されたら本当にレバニーズワインなのか不安(+_+)
せめてテーブルでデキャンタしてくれたら、安心して飲めたんですけどね(ノД`)・゜・。
フレッシュな野菜にひよこ豆と薄切りピタをのせたサラダ、普段サラダはオーダーしませんがこの日は一番美味しく感じた料理でした(^^ゞ
ポテトは恐らくジャガイモだと思いますが味がそれっぽくなく、また謎のスパイスが振りかけられ食べながら悩んでします不思議なお味(・・?
ただ付合せのヨーグルトソースをつけるとその酸味が口をリフレッシュしてくれますが、肝心のお味はもうちょっとパンチがあればもっと美味しく食べれるのに・・・
他の皆さんは前菜でペロリと平らげたフムス、残しておいて良かった~(^_^;)
う~~~ん、自分で選んでおきながら初めてのレバノン料理はハードルが高いかな(T_T)/~~~
相方がハマったブロッコリーのグリル、かなり酸味の強いこれまた初体験のハマるかギブアップするか分かりやすいお味です。
人生初のレバノン料理は確かに未体験の味の連続でしたが、食でその国の文化を学べるのは有意義なことだと思います。
高いワインを頼んだのでお会計もそこそこ行きましたが、バンクーバーでメジャーなレバノン料理は一度試す価値はありました(^^)/
レストランを出ると21時前なのにこの明るさ、あと30分はこの明るさなので旅行者も安心して歩けます。
歴史を感じる古い建物と高層ビルの調和がとれたダウンタウンの街並み、スポットライトが当たるその景色が幻想的に見えた夜でした(^.^)