ディナーに向かう途中に迷い込んだのが玩具通り、韓国では同業者が密集する通りがたくさんありこの通りはおもちゃ屋さんや問屋が立ち並んでいます。
またまた嗅覚が働いてお約束の一枚、それを見たお友達が「本当に奥さんが進んで撮ってるんですね」とあきれ顔で一言。
私が強制的に撮らしてるように思う方もいらっしゃるでしょうが、100%相方の意志で撮っております(-_-;)
夜の帳が降りる頃降り立ったのは地下鉄1・3・5号線鍾路3街駅15番出口、今晩はソウルのディープなエリアで夕食を楽しみます。
ソウル市民も分かりずらい出口を出てすぐの角を左折し薄暗い路地を進むこと駅から2分、今宵の宴はこちら「チョンジュチッ(전주집)」さん。
下町の食堂のような庶民的な店内はテーブルと小上がり、空いていた小上がりに着席ですが日本人はほぼ寄り付かないローカル御用達のお店です。
嬉しいことに韓国の生ビールがあったので乾杯、やっぱり生ビールはキレがあってのど越しがいいです(^^♪
野菜とお味噌以外は豆だけのシンプルなパンチャン。
今宵の主役はこのカキと豚肉のポッサム「クルポッサム(굴보쌈)」、ポッサムとは韓国語で包むの意味で文字通りカキと豚肉をサンチュで巻き巻きします。
またここのキムチ(特に大根)が旨いのなんの、甘みもあるんですが程よい辛さが素材を引き立てます。
日本では豚肉・カキ・キムチを一度に食べることがないですが、一見バラバラな食材もそれが混ざり合うと新しい味になるのが韓国料理の妙です(;O;)
豚肉のコクに磯の香りがにじみ出るカキとキムチの辛さ、それぞれの良さだけが活きている先人の知恵には感服です。
韓国では滞在中食っちゃ寝の繰り返しなのに体重は変わらず、やはり主菜以上に野菜を知らずのうちに摂ってるからなんでしょうね。
実はこのお店に決めた最大の理由が写真の「カムジャタン」が無料サービスだったため、これはサービスなのでセルフで調理します。
カムジャタンとは豚の骨の中でもしっぽと背骨を長時間ぐつぐつ煮込んだスープをベースに粉唐辛子とゴマ・ニンニクで辛みのあるスープを作り、それにネギやエゴマの葉やぶつ切りのジャガイモ(韓国語でカムジャ)を入れて煮た鍋です。
お味は専門店に比べるとかなりまろやか(薄い?)でコクもなく、肝心のジャガイモが入ってないのはマイナスポイント(*_*)
もう一つのオーダーは鶏と野菜の辛い鍋「タットリタン(닭도리탕)」、見た目辛そうですが鶏の出汁が効いてホッコリとしたスープ(^.^)
ブロイラー臭さのない鶏肉にホクホクのジャガイモ、暑い夏場に食べると疲れた胃袋も元気になって行きます(^^)v
日本人に人気の同じ鶏料理「タッカンマリ」のスープは澄んでいますが、食べる時にタデギ(辛い薬味)を付けるのでタットリタンの方が食べやすいかな(^^;)
鍋料理の〆と言えばラーメンが一般的、インスタントなのに鶏の出汁が効いたスープを吸った麺は絶品(^^♪
日本では本格的なポッサムに出会うことがないので韓国に来たら必食、鍋も楽しめるのでグループで色んな料理が楽しめるのがチョンジュチッさん。
ローカルの活気とグルメが味わえるソウルの下町「鍾路エリア」、路地の奥に隠れた名店に出会うのも旅の醍醐味です(^^)/
夜遅くまで人でごった返す明洞に舞い戻って来ました。
どうしたん(・・?
そっか、まだ物足りないか(;_;
トッポキとおでん買うてあげるから、部屋で食べようね(@^^)/
この日は新旧のグルメが楽しめ大満足の一日、当初はあと2日滞在予定でしたがまさかこの晩が最後の夜になるとは(;_;)/~~~