先ほどのひらみぱんさんは尾山神社から百万石通りを渡った直線上にあり、ひらみぱんさんから北陸有数の繁華街「香林坊」への裏道は個性的なお店が軒を連ねる「せせらぎ通り」。
江戸時代に造られた鞍月用水に沿うような小径を歩くと情緒を感じる一方、ショップも飲食店も最新と伝統が上手く融合した街並みになっています。
一見電子パーツのお店に見えますが、実は昼から飲める串カツ屋さん。
洒落たメガネ屋さん。
それに一見さんには入る勇気が必要な渋いお店も(・_・;)
チェックインまでまだまだ時間があるので街をぶらり散策、すると立派で歴史を感じる建物が見えてきました。
ここは「金沢市老舗記念館」で藩政時代からの薬種商「中屋薬舗」の建物を移築した館です。
個人コレクションのお薬袋はかなりの年代物で私が見ても知ってるのは1~2個、この展示を見て懐かしいと思うのは70歳以上の方でしょう(+_+)
1階は当時の店先を再現した「みせの間」、マツキヨの元祖がここでは学べます。
店を切り盛りする番頭さん、番頭さんと言えばやはり大福帳ですね(^.^)
おえの間・書院の間・茶室に豪商時代の栄華を感じます。
2階は金沢老舗百年会(三代以上百年を超えて市民に親しまれ愛されてきた「老舗」が集う会)の協力で、各老舗に伝わる生活諸道具や町民文化に関する資料が展示されています。
九谷焼「諸江屋」さんの昭和初期制電気ランプは見事な孔雀が彫られ、現在に伝わる加賀和菓子の木型など各老舗自慢の品が展示されています。
驚いたのはこれで入場料は100円(◎_◎;)、長町武家屋敷に行かれる際はぜひ立ち寄って頂きたい施設です。