大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

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木箱に詰められた珠玉のネタ、否が応でも期待値はグングン上がっていきます。

あいじさんの特徴と言えば握り皿の横に添えられる野菜スティック、ガリではなくいい塩梅で漬かった食感も楽しい一品です。

さあ、お待ちかね握りのスタートです(^^♪

最初はきれいな包丁が入った剣先イカ、湯引きされ甘みがより一層引き出されています。

じわ~っと広がる上品な脂がたまらない金目鯛。

握る前に湯がかれたエビは表面に火が通っているものの中味はレア状態、強い甘みが襲ってきますがそれにコクをプラスするのが上にのったエビ味噌。

聞くとエビ味噌をいろんな調味料で煎ってるそうでその時間がなんと3時間、焦がさないよう慎重にかき混ぜれた味噌はコクと香ばしさが詰まった逸品です。

握りの合わせる日本酒は地元白山市の「天狗舞 山廃仕込 純米酒 黒」、穏やかな飲み口にす~っと消えていく余韻はまさに王道の食中酒。

大好きなネタの一つマグロの漬けは3時間しか漬けていないのに身に染み渡たり、赤身が持つ独特の淡い酸味と相まって鼻腔をくすぐるお味です。

これもあいじさんのスペシャリテ・カジキマグロとトロ、黒マグロのそれとは違い繊細でキレの良い脂がシャリとバッチリ合ってます。

私が今まで食べた中で一番美味しいあいじさんの小肌、締め加減はもちろんですが柔らかいお酢が皮目までシッカリ行きわたり噛むほどに旨味が広がります。

地元能登産のウニは軍艦ではなく握りで、上に振りかけた塩がウニの甘みを倍増させています。

先ほどの小肌同様絶妙の締め方で供されたしめ鯖、サバの脂を邪魔しない優しいお酢の香りも素晴らしい握りです。

ここで石川県どころか全国にその名が知れ渡っているこだわりの蔵元、小松市にある農口尚彦研究所 の純米吟醸。

米の旨味・香り・ふくらみ・余韻と全てが艶やかで力強く、それに最高の魚と職人技が合わさるとまさに至福の時間が訪れます。

よ~く見ると酒グラスはナントあのティファニーです(;゚Д゚)

ここで北陸を代表するネタとなったノドグロの登場、炙ることによって皮目に香ばしさを足し浮き上がった脂を頬張るとお肉にも負けない濃厚な旨味が広がります。

ここで口の中をリフレッシュする芽ネギの握り。

これも地元でしか味わえない万寿貝、食感は煮アサリに似て噛むと磯の香りが充満します。

〆前の玉子はシャリのないアテタイプ、握りじゃないのでまたアレが欲しくなりました。

店員さんが「石川の日本酒は全部飲まれたので、これでいきましょう」と出てきたのが佐賀県の鍋島、こんな銘酒をさり気なくサーブする左党にはたまりません(≧◇≦)

最後は柔らかく煮た穴子、ツメじゃなく塩で穴子の甘さを堪能します。

エビの旨味と風味が染み出たお吸い物で今宵の晩餐は終了。

感動と驚きと幸せが交互に押し寄せてくるあいじさんのおまかせ、一言で言えばあいじさんの料理と握りは「お酢」に尽きます。

地元で丁寧に手造りされたお酢は角が無く旨味もまろやか、特に赤酢以上にコクがあるのに鼻につかずほんのり甘みも感じるシャリにハマりました(@^^)/

間違いなく計算ミスか忖度しかないお会計があれだけ飲み食いして二人で20000円(・_・;)

なのでお礼にここで宣伝を、3月に阪神百貨店で開催される北陸物産展(ネーミングは多分違うと思いますが)に「鮨処あいじ」さんが今年もやってこられるそうです(^^)v

昨年の阪神百貨店で開催された物産展でお相手して下さった職人の宮さん、今はあいじ片町店の責任者として腕を振るわれています。

残念ながら今年は大阪に来られないそうですが、金沢に行かれた際お寿司の口になったら宮さんを訪ねて下さい。

そこには間違いなく感動が待ってますよ(^_-)-☆


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