城南宮を後に降り立ったのは地下鉄南北線「蹴上駅」。
今から南禅寺に向かいますがそこへの近道になるのがこの「ねじりまんぽ」、ねじりまんぽはレンガの組み方で大きな負荷に耐えられるよう通常のレンガ組みと違ってねじらせた形で組み上げているのが特徴。
このトンネルの上には琵琶湖疏水(びわこそすい)が通り、それは南禅寺境内をも貫いています。
映画のワンシーンのような、風情のあるトンネルを歩く着物姿の二人連れ。
続いてやって来たのが「南禅寺」、京都には学生時代4年いましたがここは初訪問。
大坂夏の陣で戦死した藩士の霊を弔うために建立された「三門」、今は期間限定で上に上がることが出来ます、有料ですが・・・
桜の季節なら絶景が広がるであろう境内、祝日のこの日もあの病気のせいで広大な敷地も閑散としています。
でもある意味京都らしい静寂があるので、これはこれで素晴らしいシーンです。
南禅寺と言えばこの「水路閣」が最大の見所、アーチ形をした西洋建築で赤レンガと花崗岩でつくられたレトロ感のある建物です。
明治時代に琵琶湖から京都市内へむけて引かれた水路(琵琶湖疏水)が南禅寺の境内を通るため、その景勝を損なわないようにと田辺朔郎によって設計デザインされたのが水路閣です。
水路閣の真下にあるアーチが連続するこのシーン、ハッと息をのむ瞬間です。
何ともいえない色あせた感じのレンガ、新緑の季節は爽やかに紅葉の季節は鮮やかな写真が撮れそうです。
どうしてもレンガの建物に目がいきがちですが、水路閣の全長は93.2メートルで今も現役で水路閣の上には水(疎水)が流れています。
外国語も聞こえて来ず風の音と鳥のさえずりが耳に入ってくるまさに静寂な空間、久しぶりに京都に来た実感がじんわりと湧いてきた南禅寺でした。
またまた告知で3月20日金曜日は祝日ですが、17時~22時まで営業致します。 自粛に疲れた皆様のご来店お待ちしております(^^)/