今日の逸品から大好物の活とり貝注文、季節がら丹後ですかと聞くと「大阪は泉州産です」との返事。
大将曰く「例年は東京に流れるのにコロナの影響で今年は仕入れしやすいんです」と、その身は厚くて鮮烈な磯の香りが駆け抜けていきます(^^♪
席の前には眼の毒になりそうな飲みのもがずら~と、また女将イチオシのお酒をいただきます。
供されたのは富山県の「黒部峡 特別本醸造 にごり酒」。
微炭酸で淡い酸味とにごりならではの風味、個性の強い(とり貝)肴を引き立てるお酒。
箸休めは大根をはさんだ特製カラスミ、その塩気に大根の甘みとにごり酒のハーモニーにうっとり(≧◇≦)
続いて関西の夏には外せない鱧の天ぷらはホッコリとした身に上品な脂がにじみ出て、口当たりはあっさりも滋味深い旨さ。
これまた夏の風物詩である琵琶湖の泳ぎ鮎は小ぶりですがぎっちり詰まった身にほろ苦いワタ、頭から尾ヒレまでカリカリ香ばしい風味に酒もススム君です(^^;)
ここで大将のアドリブ料理「鱧造りウニのせ」が登場、一見乱暴に思えますがウニが鱧の脂を和らげ中の甘みを引き出す見事な仕事(^.^)/
あくまで料理に合わせる女将の日本酒、最後は泣く子も黙る「鍋島」。
料理もそろそろ佳境を迎えますが日本酒も同じ、飲み口もキレも香りも余韻も全てが王道です。
デザート代わりの泉州水ナス、独特の食感と瑞々しさがお口をサッパリとしてくれます。
水ナスで締めようと思ったのに日本酒が残っているのでまたまたとり貝、今度は炙ってあるので磯の香りと焦げ目の香ばしさに一段と増した甘みはまさに幸せの一言(^^♪
お酒を楽しみたい方も食事を楽しみたい方もあらゆるニーズに応えるまさ志さん、コース料理もありますがここは自分で献立を決めるのも醍醐味の一つ。
何より二人で訪れた時にどの料理も程よい量なので、小食の方も色んな料理を味わえるのがまさ志さん最大の魅力です(^_-)
(8月お休みの日のご案内)
4日(火)・14日(金)〜18日(火)・25日(火) となります。
また通常定休日の祝日の月曜日の10日と11日の火曜は営業、火曜日しかお時間の取れないお客様は是非この機会をご利用下さいませ。