大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 本町 Lisboaの夜

  2020年10月29日 (木)

まだまだ猛暑が続く8月のある夜、降り立ったのは大阪メトロ本町駅。

今宵は請来軒のお馴染み様からお誘いを受けてディナーへ、地上に上がると視界に入って来たのはお世話になっている伊予銀行さんの大阪支店。

本町駅から徒歩5分全面ガラス張りで赤いテントが目印のレストランに到着、お店の屋号は「Lisboa」さんでポルトガル料理のお店です。

テラス席もあり店の前には日本人の苦手な手で操作するサッカーゲームが置いてあります。

カウンター8席と3つのテーブルがある店内、天井が高く開放感もあってリラックスできる空間。

スパークリングで乾杯ですがこちらのドリンク類は全てがポルトガル産、ポルトガルビールもオンリストですがコロナの影響でなかなか輸入されない状況でこの日はソールドアウト。

ちなみにLisboaさんはコース料理のみで8品4890円・7品3980円の2コース、HPに書いてますがこちらでは食事を3時間で楽しむような構成・皿出しになります。

Lisboaさん自慢の「天然酵母の手作りポルトガルパン」は、シェフのこだわりが詰まった逸品。

北海道江別の小麦をパンを仕込む直前に店内で外皮ごと挽き小麦粉(全粒粉)にしてその全粒粉で天然酵母を育て、その全粒粉と天然酵母に塩と水のみで24時間発酵させオープン時間の直前にオーブンで焼いているそうです。

天然酵母パンに添えられるのは、ポルトガル産のオーガニックオリーブオイルです。

最初はここの常連でもあるお馴染み様のリクエストで「バカリャウのグラタン」、バカリャウとは塩漬けしたタラを天日干しした保存食でヨーロッパでは大衆的な食材でバカリャウとはポルトガル語
で先ほどのパンも実はポルトガル語なんです。

タラの程よい塩気にジャガイモの甘さがマッチ、これにパン粉を付けて揚げたらポルトガルやスペインの国民食「バカリャウのコロッケ」です。

まだまだ温かいパンは香りが芳醇でライ麦パンみたいな風味、でも全粒粉は小麦粉精製の際には取り除かれる胚芽と表皮も含むので胚乳部分には少ない栄養素が豊富に含まれていて体にも優しいパンです。

次の料理は「アサリのブリャオンパト 最中」ですが、お城の形をした最中が目を引きます。

ブリャオンパトとは人名だそうで料理の中身はコリアンダーが入ったアサリの酒蒸しです。 味より驚いたのはこの最中をわざわざ金沢から取り寄せてるそうです。

続いてはスペイン料理とポルトガル料理の冷製スープである「スイカのガスパチョ」、スペイン料理のスープとしては最も好まれトマトを用いたガスパチョが一般的ですがこちらではスイカを使用。

スイカの甘みとトマトの酸味は分かりましたが、レモンやオリーブオイルが味にメリハリをつけています。

一般的なガスパチョはスープだけですがここではパン作りの時の生地を麺みたいに伸ばしてスープの中へ、まるでつけ麺みたいで味の新発見です(◎_◎;)

しかしそれは、まだ序章に過ぎませんでした。


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