次に向かうは八甲田丸から見えるレンガ色の建物、整備された青森港の中心に位置します。
ここは青森が誇るねぶた祭の歴史や魅力を紹介する「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。
真っ赤な館内はまるで青森県民のねぶた祭りへの情熱のよう。😲
ねぶたの起源や歴史に、ねぶたとともに発展してきた街の歴史などを写真や映像で紹介しています。
まずは知ってそうで意外と知らないねぶた祭りを巨大なモニターでお勉強。
単なる夏のお祭りと思ってましたがその歴史や青森県民のねぶたへの愛着、祭り以上に生活の一部だと認識させられます。
実際に祭りに出陣したねぶたの中から受賞ねぶたを中心に4台の大型ねぶたを展示する「ねぶたホール」、この施設のメインとなる部分は2階まで吹き抜けになった広大なスペースで密の心配もありません。
近づくと動いていないのに迫力満点、遠目からはきれいに見えましたがねぶたはかなり骨っぽいです😲
一つ一つ表情が違うし目力も強烈、一体となって見る人間に向かってくるような凄みです。
ねぶたを制作する「ねぶた師」の作品を紹介、個性あふれるデザインがねぶた祭りを盛り上げます。
ねぶたの制作日数は約3ヶ月かかり、ねぶた師は祭りが終わると次の日から来年の構想を考え始めるそうです。
下絵はねぶたの設計図で歴史的な物語などをモチーフにして構想を練り、その構想がまとまると鉛筆で下書きをして色を付けます。
息をのむデザインのねぶた、思い描いていた青森のほのぼのとした祭りのイメージは津軽海峡を越え遥か彼方へ。
本格的なねぶたつくりの始まり「骨組み」は最初に角材で支柱を作り、針金や糸を使って紙が貼れるように形を作っていきます。
昭和30年頃までは、針金を使わず竹を組んで骨組みを作っていました
こんな大きい作品はどこで作るのか?
ねぶたを作るためと完成後の収納の為に、4間口約12m・奥行12m・高さ約6~7m位のねぶた小屋を作ります。
全国の小中学生対象のねぶた下絵コンクール。
とても小中学生が描いたとは思えない力作、ここから未来のねぶた師が生まれるんでしょう。
残念ながら今年もコロナで中止になった「青森ねぶた祭」、軽く見学のつもりでしたがねぶたの魅力にどっぷりハマり是非祭りを生で見たい衝撃にかられた「ねぶたの家 ワ・ラッセ」でした😉