こちらの牛舎はまさに今からお産が始まるエリア、よく見るとお腹の大きい母牛ばかり。
ちなみに乳牛全てに付けられたAIタグが発情の兆候を察知し知らせる、人類のIT化は十三の焼肉屋には理解できないくらい進歩しています。
そこで牧場の方が「あの牛はさっき生まれたばかりですよ」と、母牛が愛おしそうに子牛の体を舐めています。
かと思いきや母牛が立たせようと子牛を突く、自然界の厳しさを垣間見た瞬間です。
素人目から見てもはち切れそうなお腹、しかしここでは自然分娩で初産以外の牛さんは余程じゃない限り手伝わないそうです。
だからさっきの生後二日目の子牛でも堂々と生きているわけなんですね😲
ここで飼育されている600頭以上もの牛さんの餌となる畑、お約束の質問ですが敷地面積は何でも東京ドーム約14個分だそうです。
悩みのない人って本当に幸せですよね🤪
創業当時より飼育する牛は3倍でまた酪農から農業に転向する方もいて、こんな北海道の広大なのに土地の取り合いだそうです。
最新鋭のトラクターはアメリカから輸入で一台3000万~6000万と高額、ただそのおかげで作業は飛躍的に改善されたそうです。
ここは乳牛の乳搾り場、15分かけて一度に40頭の搾乳が可能。
ヨーロッパの最新鋭機を導入して数名のスタッフで一日10トンの生乳を搾り取ります。
こちらから乳牛が入って来ますが人間の手を借りずに自ずから機械へ、一日に二度の搾乳で牛さんは言われなくても黙って機械に乗り終われば帰って行きます。
私が入っても手狭な空間、それでも牛さんは黙って搾乳の時を待ちます。
皆さんご存知でしょうが乳牛は搾乳しないと病気になりやすいので、搾乳は気持ちいいそうで酔っ払いオッサンのションベンと同じです😂
あの忌まわしいBSE問題から一頭ずつ個体登録が義務化されたそうですが、牛さんに名前を付けるのが一番面倒な作業だそうです😆
こちらのタンクは12トン、これが一日で満杯になる計算です😲
敷地内にある木造の三角屋根、そこが牧場のカフェ「風景」。
ウッディでカントリー調の店内、ここでのんびりと自慢の乳製品が頂けます。
腹ペコの方にはスロウバーガーがおススメ(牧場搾りたての牛乳付き)🍔
やはり目玉は北海道物産展でも販売されていたソフトクリーム、甘さもコクも牛乳の風味も自然を感じるカフェに訪れたらマストな逸品です🍦
牧場には二頭の看板犬がいてお客様をお出迎え、こちらのモコモコした白い毛はグレートピレニーズの大福ちゃん。
かなりの大型犬ですがとても人懐っこいです🐶
気持ち良さそうに目をつぶっているのがビーグルのミクちゃん、初対面の私にいきなりお腹を出してさすって~とおねだり。
これだけ警戒感のない犬も珍しいですが、この二頭に会いに来る方もいるそうです。
右の方はカントリーホーム風景の清水さん、お忙しい中親切丁寧に牧場を案内して下さりました。
海外で酪農を学ばれるなど研究心旺盛で日本の酪農についても熱い想いを抱く方、乳牛と肉牛と種類は違えど牛を生業にしているのは同じ。
今まで以上に牛に対して尊敬の念を持ってお肉に触れることの大切さを痛感しました。
今秋にまたなんば高島屋に出店予定があるそうなので、決まりましたら当ブログでお知らせしますからめっちゃ美味しいソフトクリームを味わって下さいね😉
※ 通常牧場見学はされていませんがカフェは利用可能(11:00〜17:00(L.O.16:30))で、定休日は毎週月曜日・第2火曜日(月曜祝日の場合は翌火曜休)です。