続いてはこれまた北海道のネタ氷下魚の一夜干し。
氷下待網漁(こおりしたまちあみりょうで獲れた氷下魚を生きているうちに頭と内臓を取り、2日~3日間寒風の中で自然乾燥させた手間のかかった一品。
もちろん頭からガブリといきますがカリカリ食感の頭にシシャモに似て旨味の詰まった身、そして香ばしい尻尾と本州では味わえない珍味です🐟
海岸線の砂浜に自生する浜防風の煮びたし。
山陰地方の防風と違ってミントのように香りが鮮烈でかなりクセがありますが、絶妙な味付けで鼻腔が通り味覚がより一層敏感になります。
続いて北海道虻田郡はニ世古酒造さんの「二世古 特別純米青ラベル 彗星」はニセコワイス山系の雪清水と羊蹄山からの「噴出し湧水」を使用、北海道の大自然を体現したまさに道産酒の雄です。
箸休めは葉わさびの醤油漬け。
さほどわさびの辛味は感じず絶妙な味付け、酔いが回って来たのかここからの写真はボケボケ💦
せっかく帯広までやって来たからにはラムを食い尽くす、という事で生ラムの鉄板焼き。
国内流通6%の貴重な十勝産ラムは脂が甘くジューシー、羊肉の香りに大地の息吹を感じます。
確か鮭のルイベと思いますが自信なし、翌日お寿司を食べる予定なのでこちらではパスした魚貝類。
他のお客さんの注文を見ると美味しそうなお刺身が、この日は生にしん・つぶ貝と海鮮も充実。
思い出した、桜鱒のルイベでした。
生ラムの串焼き。
分厚くカットされラムの旨味がガツンとくる、ラム肉を味わうにはベストな食べ方です。
琥羊さんでラム肉より驚いたのがこの何の変哲もないジャガバター、これは幕別町折笠農場さんの「さやあかり」と言う品種を使用。
ジャガイモですが大学イモ(若い人分かるかな~)みたいにめっちゃ甘い、サツマイモより甘いジャガイモなんて初めて😲
皮がしっかり残り食感もホクホクで二年熟成の上物、これを食べただけで初日にしてもう思い残す事は何もないぐらい衝撃的な旨さ🥔
じゃがバターのお皿は請来軒で上肉を提供する際のそれと同じ、遠い北の大地帯広と十三がまさに結ばれた瞬間でした😆
アスパラガスがオブジェ・・・
また生ラムのたたき、これだけ食べに帯広に来ても損はないですよ✌
最後のアテはホヤのような気がするけど、自信ないな~~
写真中央の方が琥羊さんの大将、その強面な外見とは真逆の優しい応対と声のギャップにビックリ😲
丁寧な仕事がもろ味に出ている大将の料理と女将さんの接客に酔いしれた夜、琥羊さんに来るためだけに帯広を訪れたいと思わせる最高に素敵なお店でした。
酔っぱらいには心地よいひんやりとした風、幸せな気分で今日を終われたことに感謝しかない夜でした。