そぼ降る雨の中やって来たのは京都、ここは四条烏丸から伸びる堺町通。
お邪魔したのは蛸薬師甲屋町にお店を構える日本料理「京甲屋」さん。
こちらの大将が日本料理の道を歩み始めたのがナント十三、その昔親父によく連れてってもらった「開花亭」さんで修業をされその当時請来軒にご来店いただいたご縁がある和食店です。
京都らしい設えの中庭、落ち着いた雰囲気の中でお食事を楽しみます。
コロナ前はお昼も夜もコースのみでしたが、最近はアラカルトでの注文も可能になったそうです。
梅雨のジメジメした湿気を吹き飛ばす生ビールで乾杯🍻
付き出しは京の夏の風物詩「ハモ」、付け合わせは湯葉と出汁で煮た🍅にポン酢のジュレがかかっています。
焼き霜の香ばしい鱧と湯葉のコク、そこにトマトの酸味に無花果の甘み。
小さな器の中に味の五感がギュッと詰まっています。
梅雨時から夏の始まりまでが旬の丹後の鳥貝。
口に入れると分厚い身から弾ける甘みと磯の香り、独特の歯ごたえと言いまさに旬を感じる逸品です。
大将にお造りをお願いすると、味が一目で分かる素敵な刺身盛り合わせ🐟
藁で炙って香りを付け、肉厚で血生臭は一切なく爽やかな酸味を覚えるカツオ。
上品な脂の金目鯛🏅
絶妙な湯がき加減で甘みが引き出された食感も良い🐙
黄ニラがアクセントのタイ。
キレのある脂がじんわりと広がるシマアジ。
この組み合わせを考えた人は天才と尊敬してしまうイカウニ🦑
甘みが強く贅沢な旨味がたまらないですが現在高騰しているウニの価格、それでもこんもり盛り付ける大将の心意気が嬉しいです😂
お口直しは枝豆のすり流し。
濃厚な枝豆の旨味とクリームのコク、それに自慢の出汁とが相まって爽やかな初夏らしい一品。
さあ、これからメインタイムが始まります。