魚料理はアカジンミーバイ(スジアラ)・伊是名島産新米・近海産白イカのイカ墨・糸満産甘長とうがらし。
ここでホームメイトのパンが登場、メインのソースを楽しむには不可欠な名脇役🥐
ミーバイは沖縄では高級魚で白身ながらも充分な脂をたくわえています。
魚料理なので白ワインをグラスで、チリのペドロヒメネス2019をオーダー。
緑がかった明るく透明感のある淡い黄色で、やわらかく心地よい口当たりにいきいきとした酸が爽やかに感じらミーバイとも好相性。
香ばしくポワレされた皮目からは上品な脂、パリっとした食感も食欲をそそります😋
カニの殻から取った濃厚なアメリケーヌソースと白身のバランスは見事、もちろん残ったソースはパンでキレイにすくいました。
肉料理は紅豚に糸満産のビーツ。
読谷村産紅豚の肩ロースは肉の旨味も香りも重量級、それを補うフランス産マスタードソースの辛味が鼻腔に抜けて味覚が一段と際立ちます。
手の込んだジャガイモとビーツのミルフィーユは見た目も鮮やか、こちらのシェフは素材と素材の妙を楽しませる達人です。
最後の一滴まで楽しんだ後のお皿、料理の旨さが伝わるでしょ😉
ここからデザートに入りますがナント三種類がスタンバイ、まずは「郷土」から冬瓜漬けとブルーチーズ。
冬瓜漬けの甘みとブルーチーズのコク、デザートまで意表を突かれる組み合わせ🧀
続いて「瑞々しさ」のテーマからは県産マンゴーとやんばる産アールスメロン🍈
いたずらではなく品の良い甘さのマンゴーとメロン、ここまで食べてもスッと胃袋に消えていきます。
最後は今帰仁産スイカに紅イモタルト、最後の最後まで何もが沖縄県産でした。
島生姜入りグリーンルイボスティーだ大感動のコースは終了。
島の食材を巧みに使い自由な発想の料理に感じるのは美味しさ以上に幸せ、おまけにこれだけ食べて飲んでお会計は18000円台と信じられないプライス。
次回はここのフレンチを食べるのを目的に沖縄に来たいと思った「プチットリュ」さん、南の島で見つけた雰囲気も料理も最高に素晴らしいレストランでした。