先ほどの首里金城町石畳道の出発点がここ「首里城」、沖縄が世界に誇る最大の名所です。
「守禮之邦」の扁額(へんがく)を掲げる首里城第二の坊門「守礼門」、デザイン上バランスがとれて優美な雰囲気の代表的な門です。
歓迎するという意味で首里城の城郭内へ入る第一の正門「歓会門(かんかいもん)」。
首里城は外郭(外側城郭)と内郭(内側城郭)により二重に囲まれていますが、ここは外郭の最初の門で別名「あまえ御門(あまえうじょう)」で「あまえ」とは琉球の古語で「喜ばしいこと」を意味します。
龍の口から湧水が湧き出していることからそのように名付けられた「龍樋(りゅうひ)」、この水は王宮の飲料水として使われていました。
ここは第二の門で、別名「ひかわ御門(うじょう)」ともいう「瑞泉門(ずいせんもん)」、瑞泉とは「立派な、めでたい泉」という意味です。
中国語で「水時計」という意味の「漏刻門(ろうこくもん)」、ここは第三の門で別名「かご居せ御門(うじょう)」。
当時、身分の高い役人は駕籠(かご)にのって首里城へ登城したが、高官でも国王に敬意を表しこの場所で駕籠から下りたということからそのように呼ばれています。
「広福門(こうふくもん)」は別名「長御門(ながうじょう)」といい第四の門で、広福(こうふく)とは「福を行き渡らせる」という意味。
建物そのものが門の機能をもっており、この形式も首里城の城門の特徴です。
門をくぐると以前なら華やかな琉球王国の象徴が目に飛び込んできましたが、現在は残念ながら多くの工事フェンスに囲まれています。
首里城は2019年10月31日の火災により正殿などが焼失し、現在は正殿を除く部分が見学可能となってます。
被害の様子を写真を見て、2014年3月7日に起きた十三駅前の火災を思い出しました。
一瞬のうちに全てを焼き尽くす火の威力と復興までの遠い道のり、同じ被災者として絶望から復活まで相当な労力がかかりますが再興されたら、是非お祝いで訪れたいです。
懸命に作業に取り掛かる職人の方々の姿、しっかり目に焼き付けました。
美しい姿と圧倒的な存在感で首里城のシンボル「正殿」、火に包まれるその様子は痛ましい限りです。
奇跡的に火災から逃れた首里城正殿の正面にあった大龍柱、しかし多くの損傷が確認されたのでこちらも修理中です。
城郭の東端に築かれた物見台で標高約140mの位置にあり、城外の町や城内の正殿裏・御内原(おうちばら)一帯を展望することができる場所である「東のアザナ(あがりのあざな)」。
ここからは見る景色は火災前と変わらない風景、大部分が工事中ですが応援を兼ねて首里城を訪れましょう😊