大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 珠玉のアテ 小樽伊勢鮨

  2022年12月12日 (月)

夕暮れを迎え、港町独特のどこか寂し気な雰囲気が漂う小樽の街。

今回の北海道旅行最大にして唯一の目的がお寿司、お邪魔したのは小樽市稲穂にある名店「伊勢鮨」さん。

札幌に転勤された請来軒昔からのお馴染み様の紹介で、初訪問にもかかわらず大将が握って下さる常連しか入れない特別個室での夕食と相成りました。

乾杯はもちろんサッポロクラシックの生ビール🍻

全てを大将にお任せしたコース料理の始まり、まずは優しい味付けと食感が楽しいスケソウ鱈の子の炊き物。

二品目は秋刀魚の甘露煮とカスベ頬肉の辛子酢味噌和え。

甘露煮なのに生の様な食感の秋刀魚に、珍味で鶏肉に似た食感の道内産カスベ(エイ)。

三品目は網走の釣りキンキと松笠カレイのウニ巻き縁側をのせて。

キレッキレな脂をまとったキンキに道内ブランド松笠カレイの白身、ウニをのせて旨味を引き出す至極のアテ。

キンキの骨から取った出汁にくぐらせる演出、脂が少し抜けたキンキは上品な味で脂が溶けた出汁が絶品。

四品目は日高マグロ「赤身・中トロ・大トロ炙り」のそろい踏み🐟🐟🐟

マグロのクオリティーは文句なしですが大根おろしにはエシャロットを忍ばせる、清冽な風味がプラスされ各部位の味が一段と引き立ちます。

五品目は道東ニシン白子と真子添え。

ニシンのお刺身自体が珍しいのに濃厚な白子と出会う事で想像をはるかに超えた味に、この旨さを表現する言葉を持ち合わせていません。

六品目は網走産白魚の漬け。

これまた初体験白魚の漬けは日本酒のススム一品、今回は銘酒をたくさん頂きましたが料理に集中したため割愛させて頂きます。

七品目は真鱈の肝和え(胃袋入り)。

濃厚な肝の甘みとコクにミノみたいに歯応えある食感、これだ~い好き💓

八品目は真鱈の白子。

まだ走りながらも爽やかな旨味が特徴、これが美味しくなると北海道に冬が到来します⛄

素敵なアテに負けないぐらい旨味と輝きを放った北海道の日本酒、飲み過ぎて銘柄を失念したのは内緒です🤫

九品目は氷頭ナマスイクラ添え。

鮭の鼻?のところでコリコリの食感が楽しく、上質で控えめなお酢との相性も抜群です🍶

十品目はメヌキの焼物。

深海魚らしく濃厚な脂ですがくどくなく、余韻で残った氷頭ナマスのお酢が脂を和らげてくれます。

十一品目は10月解禁の小樽産鮑肝ソースと水タコのほうじ茶煮。

素材の旨味をシンプルに極限まで引き出す仕事、感動モノの旨さです🤩

十二品目はこの日唯一の変わり種クリームチーズと数の子。

数の子はまぶした函館産クリームチーズの西京漬けを海苔で巻いて、チーズのコクに数の子のつぶつぶ感と磯の風味が三位一体となって旨味の荒波が襲ってきます🧀

十三品目はサロマ湖一年の牡蠣。

以前四季彩の佐々木大将にも食べさせて頂いた牡蠣のブラックペッパーかけ、牡蠣の臭みを消し濃厚な身の旨さがより強調されます。

十四品目は小樽産の岩もずくとシャインマスカット。

通常より太めのもずくとシャインマスカットと一見不釣り合いに思えますが、驚くぐらい相性が良い初体験のお味です🍇

アテのオーラスを飾るのは生湯葉の茶碗蒸し(いくらのせ)。

素晴らしいアテの数々にお腹はいっぱいどころか減った感覚、これからお待ちかねの握りへと舞台は移ります。


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