中心街市庁付近に戻って来ました。
今回唯一の観光スポット「徳寿宮(テハンムン・대한문)(トクスグン・덕수궁)」は王の兄が住んでいた邸宅だったり、避難先から戻ってきた王が臨時の王宮として使用したり、200年以上もの間主人不在の王宮だったり、また大火災に見舞われたりと、なにかと波瀾万丈な朝鮮王朝の歴史を語る上で欠かすことが出来ない元王宮です。
大漢門(テハンムン・대한문)はもともとは徳寿宮の正門ではなく東門で、もともとの名前も大安門(テアンムン)でした。
1904年の大火災の後1906年7月15日に再建されて大漢門と改称され、以後事実上の徳寿宮の正門となりました。
中和門(チュンファムン・중화문)は徳寿宮の正殿である中和殿の正門にあたり、正面3間・側面2間の重軒多包系八作屋根(四隅の軒の先が上に反り返っている韓式の家)様式です。
中和殿 (チュンファジョン・중화전)は1902年に建立された徳寿宮の正殿で、李朝時代末期に王の即位式・家礼式・外国使臣の歓迎儀式・朝賀礼儀式など公式行事が行われた場所です。
中和殿内部には御座(オジャ)や透刻曲屏(トゥガッコッピョン)、日月五獄屏風(イルウォロアッピョンプン)などの彫刻物が見られます。
日本統治時代に石造殿は日本の近代美術品などを展示する美術館として使用されていた「徳寿宮美術館(トクスグンミスルグァン・석수궁미술관)」。
石造殿とは違う朝鮮の古美術品を展示できる空間を徳寿宮にもう一つ作ろうという意見により、中村興資平の設計で李王家美術館として建設されました。
こちらは高宗(コジョン)が大臣と国政について論議した便殿「浚明堂(チュンミョンダン・준명당)」。
光海君(クァンヘグン)と仁祖(インジョ・李朝第16代王)が王位即位式を行った歴史的な場所「即祚堂(チュクチョダン・즉조당)」。
歴史的建造物が点在する中、徳寿宮に来た本当の目的が・・・
園内で見事に色づいた紅葉🍁🍁
ソウル三大紅葉狩りの名所「徳寿宮」、色鮮やかな美しさに言葉もありません。
落葉したイチョウが敷き詰められた黄色い絨毯、木陰からペヨンジュンがマフラーを巻いて出てきそうです🧣
高宗大王と歴史的一枚📷
大都会ソウルの中心にありながら静寂に包まれまさに別世界の趣き、コンパクトで韓国人の憩いの場でもある徳寿宮でした😄