ソウル最後の夕食へとやって来たのはサラリーマンのオアシス「鍾路」、日本で言う居酒屋や屋台が密集する庶民的なエリアです。
美しくライトアップされたこちらの建物は韓国内で最も大きな鐘があり、毎年12月31日24時にたった一度だけ深い鐘の音色を響かせる普信閣(ポシンガッ)。
ソウル市民がこの鐘の音を聞くという儀式は希望に満ちた新年を迎えようというとっても重要な儀式。、直接見に行ったりテレビで見たりと、人々はこの鐘の音を聞きながら終わり行く一年を省みて新年を迎えます。
夜空に伸びる様にそびえ立つのは、鍾路のランドマーク「鍾路タワー」。
明洞から直通の地下鉄がないエリア・鍾路、目的の場所に近いのは地下鉄1号線鐘閣(チョンガッ、Jonggak)駅 2番出口。
お邪魔したのは鍾路にある「教大二階家 光化門店(교대이층집 광화문점)」さん、大通りから細い脇道の行き止まりにありアクセスに難あり💦
ちょうど入れ替え時間に行ったため待ち時間はゼロ、天井が高くビアホールみたいな店内はかなりユニークな造り。
席が全てカウンターで向かい合って座るのが基本です。
パンチャンは肉と一緒に食べられる野菜に、後はお塩やソースなどの薬味。
味気ないパンチャンと思いきやテーブルにあるのはナント海鮮鍋、これは今まで渡韓して初めて😲
焼野菜はエリンギ・ニンニク・トマト🍅
これは後ほど活躍するネギサラダ🥗
パンチャンのほとんどがお肉を食べるための野菜とソース。
注文したのはこのお店の看板商品「花サムギョプサル(豚の薄切り三枚肉・꽃삼겹)」と、韓国人のソウルフード「モクサル(豚の肩ロース・통목살)」🐖
韓国の豚焼肉屋では基本オーダーは二人前から、それ以上の追加は一人前での注文も可。
嬉しいことにこちらでは生ビールがラインナップ、日本ほどに苦みが効いてませんが雰囲気だけで大満足🍻
韓国の焼肉屋さんではスタッフが焼きを担当、キムチをむさぼりながら焼き上がりを待ちます。
焼かれた豚肉はお皿の上に避難、焦げずにジューシーが保てまる配慮。
定番ネギサラダを添えて、豚肉の脂をネギがさっぱりと流してくれます。
トウガラシとエリンギを巻いて食べると、薄くカットした豚肉と野菜の食感が楽しめます。
焼肉屋さんでこのミョンイナムル(行者ニンニクの醬油漬け)があればマストオーダー、これが豚肉を旨味をとてつもなく引き立てるんです😤
別にニンニクが効いてるわけでもなく醤油の旨味でもなく、とにかくミョンイナムル独特の香りがたまらなく好きなんです💓
豚肉に紛れるこの緑色の物体、これはナントよもぎ餅なんです。
これを卓上の蜂蜜につけて食べるとあら不思議、オイリーになった口でもよもぎの風味を強く感じ絶妙な箸休めです🥢
豚焼肉にはビールもそうですがマッコリが好相性、独特のフレッシュな酸味が豚肉のコクにピッタシ✌
パンチャンやソースを替えればその食べ方は無限大、食べ進めても飽きずにいつまでも美味しく食べれるところが韓国料理懐の深さです。
〆のポックンパ(焼飯)ですが請来軒と同じロースターなのでその場では不可、厨房で調理されたのが運ばれてきます。
それほど辛くもなく味の濃くなくいい塩梅、韓国海苔の風味が食欲をかき立てます。
食後のデザートはレジ横にある無料のソフトクリームマシーン🍦
厚切りと違い薄切りなら旨味がダイレクトに伝わる花サムギョプサル、その食べ方さすがは豚肉天国韓国の面目躍如。
カウンターメインの造りや珍しいサムギョプサルが楽しめる、鍾路「教大二階家 光化門店」さんでした🐖
街中はクリスマスムード一色、明日は早くも帰国の日です。