大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

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ソウル最後の晩餐は少ない情報の中見つけた新たな料理、降り立ったのは地下鉄新盆唐線「宣靖陵」駅。

ウルチロイックからだと乗換えを含めて約40分、ソウルメトロは新たな路線も建設中でますます便利に🚇

周辺はビル街でお店もなく不安になりますが、1番出口を出て真っすぐ歩くこと150mの所にそのお店はあります。

お邪魔したのは「ハンミオク(한미옥)」さん、一階は駐車場でお店は左の階段を上がった二階にあります🅿

人気のお店とあって待ちが発生、しかし意外と回転が早く15分程で入店。

韓屋の雰囲気の店内はテーブル席と座敷、所々に骨董品らしきオブジェに温もりを感じる店内。

でもここは韓国、上着や荷物はこの巨大な袋に収納。

残念ながらメニューはハングルのみ、一名日本語が少し話せるスタッフがいました。

下にある59.0がお目当ての料理「チャドルクジョルパン(차돌구절판)」、ちなみに最近の韓国では下二桁の0を省略して表記するのが増えています。

なので59.0は59000Wになります。

パンチャンは二種類のキムチにナムル、唐辛子の酢漬けに謎の豚肉にワサビ。

まず運ばれて来たお肉はどのお店もあるチャドルベギ(牛のあばらの部位の肉)、薄くカットされていて通常はその味と食感を楽しみます。

次に見慣れないセットが登場、器は九節板(クジョルパン)に似ています。

ちなみに九節板(クジョルパン)とは八角形に仕切られた器に8種類の具を入れ、小麦粉を水で溶いて薄焼きにした煎餅(チョンピョン)で具を巻いて食べる料理です。

素材を合わせる分量で味が大きく異なる、非常に繊細な宮廷料理です。

その中身は細切りのキムチ。

タコと貝柱🐙

ゼンマイ。

それにある意味陰の主役であるそば粉から作った煎餅、ただ一人当たり三枚しかなく明らかに具材の方が多いです。

先にタネ明かしですが6枚3000Wで追加が可能、でも調理が終わった後に頼んでも単なる粉っぽい皮です。
なのでたくさん食べたい方は、最初の注文時この煎餅の追加をお忘れなく👆

調理はスタッフさんがしてくれるので出来上がりを待つのみ、スタッフさんの華麗な調理パフォーマンスだけで一杯飲めます🍺

チャドルベギの表面をバーナーで炙り焼しながら、お肉と野菜を混ぜていきます。

ある程度火が通ったら鍋膚にお行儀よく並べていきます。

次に鍋のくぼみにたまった肉汁でタコと貝柱を炒めますが、この時点の香りでさらにもう一杯飲めます🍺🍺

最後にキムチを炒めます。

キレイな盛り付けで完成と思いきや・・・

あらゆる食材の旨味が出た鍋底の汁に卵を投入、これも炙りながら火を通していきます🔥

これでやっとチャドルクジョルパンの完成です。

初めての調理と華麗な手さばきに見とれ乾杯はまだ、キレのあるTERRAで晩餐の始まりです。

そば粉の煎餅の好きな食材を合わせ巻いて頂きます。

肉の濃厚なコクに海鮮から染み出た旨味とキムチの酸味と野菜の甘みが混ざり合い、旨さが台風のように口の中で猛威を振るいます🌀

皮に巻かず甘酸っぱいタレに漬けると、不思議なことに素材一つ一つの輪郭がよりハッキリします。

この複雑な味に最も合うのがマッコリ(個人的な感想です)、軽い酸味が口の中をフレッシュにしてくれます。

玉子焼きなのにいろんな味がのって得も言えぬ旨さ。

シメはもちろんポックンパ(焼飯)、先ほどの旨味が詰まった鍋で作るからこの時点で「美味い」決定です🎉

スタッフさんの調理も味の内です。

お待ちかねポックンパの出来上がり~👏

パラパラで各素材の旨味が仲良く合わさったポックンパで感激の晩餐は終了。

調理や食べ方に素材の合わせ方と新ジャンルのチャドルクジョルパン、これは是非お試し頂きたい絶品グルメでした。

ここ「ハンミオク(한미옥)」さんは汝矣島にも支店があります。


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