ワインツアーの後はもう一つのお楽しみであるランチ、日差しが差し込むウッディーな館内で頂きます。
チョイスしたのはショートコース(4950円)、他におまかせフルコースとピッツアペアコースがあります。
メインのみプリフィクス。
コースのお料理ひと皿ごとに相性の良いワインを1グラスセレクトしてくれるワインペアリング、ワインはもちろん全てフェルミエです🍷
アミューズに合すのは北海道・余市産ケルナーをステンレスタンクで低温発酵、爽やかな香りと厚みのある果実味が特徴の【ケルナー2022】。
それとフェルミエ自園で棚栽培した新飯田産アルバリーニョ100%使用、オレンジピールや白桃にアプリコットのような上品な香りとパンチの効いた酸が特徴の【アルバリーニョ2022】。
ブリオッシュは生ハム。
間に挟んだコクのあるマスカルポーネにはオリンジピールを忍ばせ、酸味と生ハムの塩味をうまく調和させています。
目にも鮮やかな前菜はクスクス。
クスクスの上には生タコや八朔にフキノトウ、ハーブと混ぜると特にベルガモットの鮮烈な香りが鼻腔をくすぐります。
新潟産のカベルネ・ソーヴィニヨンを使用しフレンチオーク樽で熟成した、華やかな香りと余韻の「花火2021」 🎆
それに合すアミューズは牡蠣と大菜の煮込み、パンチェッタ添え。
牡蠣の旨味に新潟特産で青菜の仲間体菜の清々しい香り、それとパンチェッタの塩気それぞれを引き立てる優しいスープ。
自家製バケットをスープに浸すのも立派な料理。
牡蠣の食べれない相方には里芋のポタージュ。
里芋の風味に力強いミルクの濃厚さもさることながら、スパイスが効いてオリエンタルなお味に仕上がっています。
メインに合すのは日本産カベルネ系4種カベルネ・ソーヴィニヨン66%・カベルネ・フラン1%・ブラウフレンキッシュ7%・ドルンフェルダー26%、それらから醸した優しくエレガントな赤ワイン🍷
メイン一品目は「北海道産ホゲットのケフタ ソーセージ仕立て」、ホゲットは生後1年以上2年未満くらいの羊肉でラムとマトンのそれぞれの特徴を併せ持ちます🐏
コリアンダー・クミンにシナモンが入ったチュニジアのスパイスが羊肉の旨味を強調し、その肉汁はフルボディの赤ワインに負けないぐらい濃厚です。
メイン二品目は「よつばポークの白ワイン煮 コンテチーズ」🍀
ホロホロになるまで煮込まれ、白ワインの爽やかな酸味が豚肉の旨味を包んでいます🐖
また24か月熟成したコンテ―チーズはまるでお味噌の風味、仕上げのインドネシア産バタックペッパーの柑橘系の香りが全体の味を引き締めています。
香り高い紅茶でランチは終了の予定でしたが、相方が黒板に書いてるあるものに揺れ動いております💦
誘惑に負けオーダーしたのは「練乳ブランマンジェ せとかのジュレ」。
練乳を凌駕する自然な甘さのせとか、一個でも二人分はあるポーション🍊
失礼ながらワイナリー併設のレストランなのであまり期待はしていませんでしたが、食材に調味料やスパイスに至るまでそれぞれ個性的な香りを上手く演出。
こちらのお料理だけを目的に来たいと思って店を出ようとしたその時、入口にはミシュランのシールが貼ってありました🌟