夜の帳が降りた新潟市内、お楽しみディナーの時間がやって来ました。
お邪魔したのはホテルから徒歩15分、万代シティ近くにある「越後一会 十郎」さん。
民芸調まではいきませんが渋めの店内はカウンター席の他、テーブル席に個室があり予約必須の人気店です。
今宵のお目当てはもちろん新潟の郷土料理。
大好きなキリン一番搾りで乾杯🍻
この日の付き出しはザーサイと貝柱の中華和え、胡麻豆腐、水菜とササミのわさびマヨネーズ。
中でも風味が濃厚で舌触りが滑らかな胡麻豆腐は秀逸。
取り敢えずは日本海の幸をオーダー。
マグロの幼魚メジマグロは軽い脂に爽やかな酸味が舌に広がります。
甘みの強い南蛮エビは味噌を乗せれば悶絶級の旨さ🦐
炙って旨味を引き出した🐙
魚沼ブランド「魚沼美雪ます」は鮮やかな身にもっちりとした食感と奥深い旨味、とても養殖とは思えないクオリティです。
上品でキレの良い脂、本場で食べるとより一層美味しく感じるのどぐろ。
ここは米どころ新潟、日本酒を飲みに来たと言っても過言ではありません😤
一杯目は2021年11月に新潟市で創業した小さな酒蔵 LAGOON BREWERY(ラグーン ブリュワリー)の「翔空」。
透明ですが実はにごり酒、酸味もあり米の力強い旨味が鼻腔をくすぐります🍶
お待ちかね新潟郷土料理「のっぺ汁」は、新潟県などで食べられているとろみのついた煮物です。
具材はにんじん・さやえんどう・こんにゃく・しいたけ・里芋にイクラがかけてあります🥕
里芋の自然のとろみが付いた餡は優しいお味、これは間違いなく日本酒に合います。
佐渡島で一番小さな蔵元の「真陵 至(純米吟醸)」、キリっとした辛口の中に潜む米の旨みの余韻が長く続きます。
エンジンがかかって来たので日本酒の為のアテ「あん肝の燻製」、燻製香とあん肝のコクに大根の食感はまさに左党殺し。
続いての郷土料理は内臓を取り除いて水洗いした鮭に塩をすり込み1週間ほどおき、後流水に浸して余分な塩を抜き軒先などで数週間干し上げ完成さす「塩引き鮭」。
焼き鮭とは似て非なる物で塩分が抜けてさっぱりとした一口目、しかし噛むほどに眠っていた鮭の旨いが蘇って来ます🐟
最後は中越長岡の辛口造りのしぼりたて酒を火入れをせずに蔵出しした「想天坊 じゃんげ 超辛口二十度生」。
どこか焼酎に似た風味で肉系とも相性が良さそうです。
百貨店の催事で必ず購入する栃尾の油揚げ。
本場の方が豆腐が揚げていてもフワフワ、大豆の香りも強くこれまた大阪で食べる物とは別物でした。
シメは柏崎の郷土料理「鯛茶漬け」。
胡麻風味の醬油漬けされた鯛、これだけでも立派なアテですが・・・
鰹節が効いた出汁に鯛の旨味とゴマの風味が渾然一体となり、あまりの旨さにあっという間に完食。
思いの外種類は少なかったですが、それなりに郷土料理を味わえて「越後一会 十郎」さん。
月曜日の夜遅くでも来客が途絶えない人気店、行かれる際は必ず予約を忘れずに😉
本日5月4日はテーブル席(4名様まで)1卓、カウンターは若干の余裕がございます。
昨日多くのお客様にお越し頂き上肉の在庫は少な目、取りあえず仕入れに行きますが連休中なのでその成果は微妙。
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