新潟市観光循環バスぐるっと号に乗って街巡り再開、点在する観光スポットを網羅する観光客の強い味方です。
10分も走れば目の前は日本海🌊
こちらは日本海側有数の新潟市水族館「マリンピア日本海」🐬
次の見学地は明治28年頃の建築で、大正時代初期に七代伊藤文吉が新潟の別邸として購入した「北方文化博物館」。
越後屈指の大地主伊藤家七代の歴史と、新潟の地方文化を伝える登録有形文化財です。
現代でもかなり大きさですがその当時ならまさに大邸宅、その広さに豪商の勢いを感じます。
伊藤家から分家した九郎太の娘の誕生を祝い購入した雛人形、東京の松坂屋・三越や久月本店から購入した豪華絢爛な人形です。
人形というよりもはや芸術品。
当時会津から切り出し運ばれた30mにもなる天然絞りの杉を使用した、どこまでも続く「一本の丸桁」が目を引く大広間。
徳川家康公遺訓がさり気なく展示されています。
中の間や中奥などと呼ばれ女中らの仕事部屋に展示されている伊藤家の美術コレクション。
枯山水庭園に面する二階建て洋館は昭和三年の建築。
所々に漂う西洋の趣き。
2階座敷「潮音堂」から見える枯山水、日本海の海鳴りが聞こえたことより名付けられた座敷名です。
枯山水は水の無い池泉でいわゆる枯池を造っている枯池式枯山水、石の大小で漣を表現しています。
暮らしと芸術が息づく越後随一の豪農の遺構「北方文化博物館」、踏みしめた床に見上げた天井には確かに歴史が息づいていました。