青空に映える白壁、次の観光地は北方文化博物館から徒歩100mの至近距離。
ここは明治から昭和初期にかけて新潟三大財閥の一つに数えられ、衆議院議員・貴族院議員を歴任した豪商四代齋藤喜十郎が大正7年に建てた別荘「旧齋藤家別邸」。
齋藤家本宅の一部が移築再建されたのが、先程訪れた白山神社の燕喜館です。
全国長者番付と個人情報保護の現代ではあり得ない番付表、凄くもありある意味下衆でもあります。
横綱は三井財閥や住友財閥など日本の経済創成期をリードした名家ばかり、ここに私の祖父の名前は残念ながらランク外💦
齋藤喜十郎家は明治時代に入ると北前船経営に乗り出し海運業で得た利益をもとに、土地の集積と有価証券投資を行い地域経済の近代化に大きく貢献しました。
名家の象徴である巨大な土蔵、ちなみに私のお袋の生家にも立派な蔵がありました✌
齋藤家の栄華を偲ぶのもいいですが、こちらの見所と言えば素敵な庭園。
旧齋藤家別邸の庭園は面積約4500平方メートルの敷地内に格式のある玄関庭、趣のある中庭、そして自然の砂丘地形を上手に活かして築山(つきやま)と見立てた広大な主庭とに区分され、それぞれ園路で結ばれています。
庭園と建物を一体とらえる「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の趣向で造られた建築。
新緑の緑に紅葉の赤と雪の白、季節ごとに表情を変える庭園は新潟観光の隠れた名所です。