とある夏の夕暮れ降り立ったのは近鉄若江岩田駅、大阪に生まれ育って55年初めて東大阪の地を踏みました🚉
見どころが何もない街を歩くこと駅から10分強、お目当てのお店は普通の住宅街にあります。
今宵お邪魔したのは今年6月にオープンしたばかりのお寿司屋「勇雀」さん。
大阪すしの老舗「すし萬」で30年総括料理長を務めた大将が、満を持してここ東大阪で開業されました。
私が心酔する千鳥橋のお寿司屋さん「月山 祐寿司」の大将が、数十年苦楽を共にした職人とのお話を聞き訪問。
食欲のそそられる単品メニューの他にお任せ(5000・8000・10000円)もあります。
立地条件もあるでしょうが左党には嬉しいドリンクプライス🍺
奮発して頼んだ10000円コースの前菜は平目の昆布締め。
程よい締め加減の平目に梅のソースが甘みを引き立て、極細の山芋短冊に海ブドウの食感とこれからへの期待が否が応でもふくらみます🎈
続いてはウナギとナスの茶碗蒸し。
肉厚のウナギはもちろんのこと、一本芯の通った出汁は絶品。
焼物は鮎の塩焼き、付け合わせはミョウガ・フルーツトマト・チーズのいぶりがっこ巻き。
鮎自身の味もサイズも塩振りも文句なし、特製蓼酢とワタの相性も抜群🐟
ここで日本酒にシフトチェンジ、大好きな相方の故郷広島県呉市の「宝剣 純米酒」をチョイス。
米の香りと旨味がしっかりだけどキレのある飲み口、これで一合600円は飲まなきゃ損🍶
椀物は土瓶蒸し。
ソフトシェルのエビは殻の香ばしさと身の甘味が抜群、それを良質の昆布と鰹節から取った出汁が引き立てます。
旬を感じる鱧は土瓶蒸しには欠かせない存在、お腹もひと段落していよいよ握りへと移ります。
7月29日土曜日夜は29(ニク)の日なのにナント一件もご予約なし、お好きなお時間にお席がご用意できます😲
毎年大不振の土用丑の日30日は17~19時までカウンターは満席でテーブルは残り一卓、怪奇現象が起こっている週末の請来軒です💦