今宵やって来たのは本町(住所は阿波座)、請来軒おなじみさんご紹介のお店でディナーを頂きます。
大阪メトロ本町駅23番出口から徒歩3分のところにある「ラ・グラッツァ」さん、大阪では珍しいイタリア・シチリア料理専門店です🇮🇹
今回料理はおまかせ、自然の甘みを感じるトウモロコシのスープからスタート🌽
スープに使用されているオリーブオイルを食べた瞬間、これからの期待値がグンと上がりました🫒
ワインはもちろんシチリア産ばかりで、一杯目は「Donnafugata Damarino 白」。
タンニンとボリュームは控えめですがシャープな酸味、ラベルみたいに夏に飲みたくなる白です。
次カルパッチョをお出ししますと出てきたのが確かに生魚、意表を突かれましたが目にも鮮やかなで手の込んだ料理の数々。
軽く昆布締めした平目はねっとり感と旨味が増し、オリーブオイルに塩昆布の塩気がアクセント。
食感の違いが楽しい明石のタコとうずら豆🐙
アシが早い(鮮度落ちが早い)モサエビはオレンジと、この取り合わせは初めてですがシチリアでは定番だそうです🍤🍊
バケットの上に焼いたチーズに生のイワシとトマト、イワシの脂をチーズのコクが支えトマトの酸味で奥行き深いテイスト🍅🧀
魚が美味しいのでもう一杯白を、続いては「Donnafugata Passiperduti」。
輪郭がはっきりとしてミネラル感とコクのある、旨さの余韻が長く続く白です。
ワイン好きにはたまらないプレートで、特にカポナータは酸味が柔らかく野菜の素材が活きています。
自家製燻製生ハムは燻製香が生ハムの旨味を引き出しています🐖
ここでワインは赤にチェンジ、これまたDonnafugataシリーズの「Angheli」。
ボリュームがありベリー系の甘い香りと酸味、メルローのまろやかさと相まった典型的なフルボディ🍷
一晩寝かせたカジキはトマトソースとオリーブオイルでソテー、カジキの旨味が凝縮しトマトの酸味が爽やかさをプラス。
濃厚な生うにのパスタで魅惑の初シチリア料理は終了。
Donnafugataのデザートワイン「Kabir」はいたずらに甘くなく、香りもバランスが良く濃密でも後味はスッキリ。
食材(特にオリーブオイル)もかなりこだわりかつ忠実にシチリア料理を再現、何と言ってもオーナーのシチリア愛が一番の調味料。
レストランですがどこかマンマの家に招かれた様な雰囲気、心もパッと晴れやかになるファインダイニングでした🌞