こちらの年季が入ったお店は、札幌でザンギと言えば真っ先に名前が挙がる「中国料理 布袋」さん。
札幌最初のグルメはその布袋さんの隣のビルでススキノにもほど近い、中央区南1条西9丁目にある「フランス料理店mondo」さん。
地下一階にあるお店は二人掛けのテーブルとホールの真ん中に大きなテーブルが一つ。
ここのシェフはフレンチの巨匠三国清三シェフが手掛ける「ミクニサッポロ」 の料理長、その後ミクニ本店である「オテル・ドゥ・ミクニ」で研鑽を重ねた実力派。
mondoさんのランチコースは前菜とメインで2500円が基本。
お腹や財布に余裕がある方はお好みで、アミューズ・スープ・魚料理・デザートをチョイスしてオリジナルのコースが作れます。
シェフのご子息がソムリエなのでワインやドリンクも充実🍾
追加でオーダーした「富良野産泥付き人参と玉ねぎのスープ」が運ばれてきました。
風味が強い人参と玉ねぎの自然な甘さに、クリームのコクが混ざり合ってそれでも軽やかなスープ🥕
これまた追加オーダーの「滝川産北海あいがものリエット」。
豚肉ほどパンチはなくても十分に野性味を感じる合鴨、オリーブの脂が旨味を引き立てます🦆
お昼ですがワインはボトルで、お任せしてサーブされたのがポルトガルの「PRUNO2020」。
ベリー系と甘みとスパイシーな香りは飲むとタンニンが効いて、真逆に土の香りもするフルボディ🍷
この日の前菜は「半熟卵、赤キャベツのマリネ、砂肝のコンフィ」のサラダ。
サニーレタスの森をかき分けると、中から半熟卵が顔を出しました。
これも立派なドレッシング🥚
焼きではなくコンフィしたことで食感も良く、中からじんわりと味が染み出る砂肝。
何といってもこのサラダのメインはドレッシングで、酸味はもちろんエキゾチックなスパイスの香りも感じレタスとの相性も抜群🥗
メインは「旭川産三元豚アサヒカワビアンコのロティ」。
この厚みでも驚くほど柔らかく上品な脂はキレも良し、その旨さを引き立てるのが白ワインベースのソース。
粒マスタード・エシャロット・ハーブ・ピクルスの風味が豚肉の甘みを引き出しています🐖
豚肉にかけてもまたソースで味わうにもいい仕事するジャガイモのピューレ、もちろんそのままでも美味です。
どの料理も優しく素材の良さを最大限引き出すシェフの技、もし機会があればそのテクニックと豪華食材の競演が楽しめるディナーに訪れたい素敵なフレンチでした🇫🇷