東日本大震災遺構伝承館近くに見所があるので行ってみましょう🚙
長い年月をかけて海水によって浸食された石灰質の岩の雄割れ目から潮が吹き上がる光景や、岩井崎復興のシンボル「龍の松」などが見られる景勝地「岩井崎」。
敷地内には江戸時代に活躍した気仙沼出身の横綱「秀の山雷五郎銅像」が。
龍の形の被災松「龍の松」🐉
東日本大震災の津波で甚大な被害を受けましたが松の一部が奇跡的に残り、天へと上ろうとする龍のような形に見えることからこの名がつけられました。
同じく象徴的なのが陸前高田にある「奇跡の一本松」。
こちら一番の見所が三陸復興国立公園内にある「岩井崎」、長い年月をかけて海水により浸食された石灰岩地質になっており、岬の先端には海蝕洞の岩孔に波が打ち寄せるたびに潮を吹き上げる潮吹岩があります🌊
その岩井崎の近くにあるガイドブックには載っていない、でもとても大切な場所「東日本大震災杉ノ下遺族会 慰霊碑」があります。
海に近い波路上明戸地区は1896年の明治三陸大津波で多くの住民が犠牲になり、明戸に隣接する杉ノ下地区にある海抜11mの高台は明治三陸大津波の時に津波が来なかったことで市の指定避難場所にもなっていました。
しかし2011年の東日本大震災ではこの杉ノ下地区の高台を津波(高さ約18m)が襲い、杉ノ下地区全体では住民312人の約3割に当たる93名が犠牲になりました。
津波の被害を食い止める防潮堤の工事も進んでいます。
その小高い公園から見えるのが気仙沼向洋高校(東日本大震災遺構伝承館)。
校舎の四階にまで津波が押し寄せたのを目の当たりにして、この杉ノ下地区にお住まいだった住民の方々を思うと胸が痛いです。
もう二度とこのような悲劇が起こらない事を願わずにはいられません、合掌。