夕食会場は二階の「阿佐」。
目を引くのは6台ある囲炉裏、今夜は昔ながらの囲炉裏を囲みながら祖谷の味に舌鼓。
食事より待ちに待った今日初めてのアルコール、冷えた生ビールで🍻
先付けは出汁で煮た冬瓜のそうめん、シャキシャキの食感にほのかな出汁の旨味が。
前菜三種
阿波牛ローストビーフ・すだち寒天
子持ち鮎オイル煮
鳴門金時レモン煮・椎茸旨煮
このローストビーフは香りもよく旨味が強くて😲
脂っぽくなく鮎の香りはそのまま、粒粒の食感が楽しい一品。
鳴門金時とレモンの甘酸っぱいコラボ🍋
スダチの酸味が効いた寒天は絶妙な塩梅。
私たちを席まで案内してくれた仲居さんと思いきやここの女将、ご丁寧な来館ご挨拶が始まりました。
そして歓迎の意味を込めて、徳島県の代表民謡曲として全国で歌われている「祖谷の粉ひき節」を披露🎤
祖谷の粉ひき節はその昔平家の落人が残された土地を開拓しても、粟やひえ等しかなく、それらを粉にするために石臼を回すことが大変重労働であった。
その労を慰めるために誰の口からともなく歌い継がれたのがこの民謡。
煮物はぜんまい・虎杖(いたぢり)・子持ち鮎有馬煮。
オイル煮と違い山椒がピリッと効いてる有馬煮。
タデ科の多年草で山野に自生する虎杖はシャキシャキの食感。
心地よい苦みとホップが効いた地元上勝町「カミカツIPA」。
秘境の宿でもアルコールは梅田の飲食店と遜色ないラインナップ。
これから郷土料理が続きます🥢