おはようございます、東京滞在最終日も猛暑予報💦
やって来たのはメトロ永田町駅、私腹ばかり肥やし日本をダメにする政治屋が集まる街。
駅からのんびり歩いて5分最後のグルメに選んだのは、日本に四川料理を広めた伝説の料理人陳建民が興した「赤坂四川飯店」さん🇨🇳
円卓が整然と並ぶ店内は厳かな雰囲気、洗練されたサービスに老舗の風格を感じます。
大きな窓には暑さ対策でカーテンが引かれ光が遮断、写真は素人なので少し見づらいですがご容赦を。
オーダーしたのは昼のランチコース(6600円)、近くにお勤めの方は日替わりを含めたランチメニューを。
周りを見渡すと多くの方が名物陳麻婆豆腐を注文。
ビールは苦手なアサヒのみで生中で1100円となかなかのプライス、同じ値段なら台湾クラフトビールかな🇹🇼
乾杯は青島ビールですが緑の瓶ではなくゴールド、適度に苦みがあり乾いた喉にスーッと入っていきます🍻
干し豆腐・棒棒鶏・鮎の醤油煮からなるチャイニーズオードブル。
最近日本でもメジャーになって来た食材の干し豆腐、細切りながらしっかり大豆の旨味を感じます。
日本の棒棒鶏ソースはゴマの香りがかなり主張しますが、こちらは味噌のコクとピリッとした辛みが特徴🌶️
子持ち鮎を煮た醤油は独特の風味で甘みがあり、八角が効いて好き嫌いが分かれるお味。
三種具入りふかひれスープ🦈
フカヒレは食感を楽しむもので驚いたのはスープ、上湯ベースで濃厚かつ上品で五感に響く旨味。
牛肉の黒胡椒葱ソース炒め。
四川だから辛い味付けかと思いきや素材を活かす薄味、一つ一つの食材の持つ旨味を引き出す繊細な調理。
いつもならビールをがぶがぶ飲みますが、こちらの料理に魅せられそれに合う紹興酒をちびちびと。
12年物ならそれなりのお値段ですが、一番若い3年物なら一合1000円と安心プライス。
ホタテのチリソース。
陳建民さんが日本人の口に合うよう考案したチリソース、一般的なチリソースは酸味やケチャップが効いてます。
しかしこのチリソースはピリッとした辛さがアクセント、ケチャップも控えめで酸味・辛味・甘味のバランスは初体験のテイスト。
水餃子のさっぱり生姜ソース。
餃子の餡は豚肉の旨味が凝縮しエビのプリッとした食感がアクセント、やはり主張しすぎない生姜と辛みが憎いです🐖🦐
ちなみに餃子の皮はツルんとして喉ごしも最高。
四川飯店名物 陳麻婆豆腐とごはん、写真だと判別しにくいですが左がピリ辛右がノーマル。
待望陳建民さんの麻婆豆腐は豆板醬の香りが鮮烈、いたずらに辛くないですが花山椒が効いて舌が痺れます。
ご飯にのせると旨さ倍増、また豆腐は角がなく滑らかでこの料理の主役だと再確認。
小食な相方が箸とれんげが止まらない美味しさ。
なめらか杏仁プリンで四川飯店のランチコースは終了。
昨年ご逝去された陳建一さん、しかし料理の鉄人の味は想像を遥かに超える素晴らしい物でした。
中華料理で初めて「香り」を楽しめた逸品の数々、陳建民さんのDNAが今日まで脈々と生き続けています。
今回東京グルメの中で断トツだった「赤坂四川飯店」さん、次回上京したら必ず再訪したい最高のダイニングでした😊